2026-03-24 16:47
ベネッセが展開する瀬戸内のアートサイトの一つ。中でも一番スルーされがちなのがこの犬島です。
島の規模も小さく、アクセスもやや不便となれば足が遠のくのも理解はできますが、今や大人気で超絶混雑中の直島や豊島は置いておくとして
この犬島もかなり刺さる人には刺さる魅力があります。
元製錬所の一部を利用して作られたこの犬島製錬所美術館はその外観や内部の雰囲気など、廃墟マニアや工場フェチ、ポストアポカリプスなどの世界観が好きな人にはたまらないものがあります。
錆びた看板、崩れかけたレンガ作りの擁壁や煙突、強烈に照りつける日差しと石畳、その隙間から生える雑草。一人で歩いているとどことなく異世界に迷い込んだ感覚に陥ります。
美術館内部も入口でスタッフの方に説明を受けた後は、一人で迷路のような回廊を進みます。この時点で作品の鑑賞はスタートしているのですが、島に上陸して製錬所の外観を見て内部に足を踏み入れる一連の行動も含めての作品のような気がします。
同じくベネッセが展開する豊島と同様にこの犬島も1人の建築家+1人のアーティストというコンセプトで展示自体は非常にシンプル。所蔵されている名画がたくさん見れるといった美術館ではないですが、体験としての満足度はかなり高いです。
島内にはここ以外にもアートの展示があり、島自体がコンパクトですべて歩いて回ることができます。
直島や豊島と比べて、混雑具合もそれほどないので夏の暑さ以外はどの季節に行ってもオススメです。