全部で27基ある古墳群が見られるスポットです。最大の1号古墳は、直径約48メートルの巨大古墳で、6世紀後半に建造されたと言われています。石室は横穴式石室で奥壁まで2.5メートル、幅1.3メートル、深さ0.5メートルの石屋型で、奥壁には、お賽銭箱が備えられています。 秦の始皇帝時代に、中国から不老不死の薬を探すために日本に来た徐福一行のお墓であるという説もあります。毎年、1月20日の徐福の命日には、地元の川崎小学校の児童により「童男山ふすべ」という行事が行われています。 古墳群の近くには、八女茶の茶畑が広がっており、静かな場所にあります。さらに古墳群の奥には、中世時代に栄えていた犬尾城跡に続く道があります。
主に埼玉県内で展開しているスーパーマーケット「ヤオコー」が創業120周年記念事業として、同社の本社がある川越に2012年に開館した美術館です。創業家と親交の深い画家・三栖右嗣の作品を所蔵・展示しており、建物はプリツカー賞受賞者の伊東豊雄の設計という、小規模ながらも本格的な美術館となっています。 建物自体も美しく、自然光を取り入れた明るい空間が特徴で、アートをより身近に感じられる造りになっています。定期的に企画展やワークショップも開催されており、地元の文化交流の場としても親しまれています。川越の観光地にも近く、訪問者が気軽にアートを楽しめるスポットとして人気です。併設のカフェでお茶やケーキを楽しめるほか、「美術館でピアノコンサートをしてみませんか?」などのイベントも行われています。
和田城跡にある八志士の群像は、躍動感にあふれ、圧倒的な迫力を持っているため、初めて見る人は驚かされます。この群像は、平成七年十一月十一日に制作されました。 銅像作家で、数多くの銅像を制作してきた濱田浩造氏によって制作され、津野町の吉村虎太郎像、土佐清水市のジョン万群像、安芸市の岩崎弥太郎像なども制作されています。 群像の中央には、家財を費やして志士たちを援助した掛橋和泉が描かれ、右側には坂本龍馬、澤村惣之丞、那須俊平が、左側には吉村虎太郎、那須信吾、前田繁馬、中平龍之助が描かれています 高台に位置しているため、眺望も素晴らしく、維新の偉人たちの活躍についても知ることができます。
埼玉県長瀞町にある歴史ある神社で、約1900年前に創建されたと伝えられています。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に当地を訪れ、火の神を鎮めたという伝説に由来し、その功績を称えて建立されました。神社は、火防や盗難除け、家内安全、商売繁盛などのご利益で知られており、多くの参拝者が訪れます。 また、寶登山の麓に位置するため、自然豊かな環境に囲まれ、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。特に春には梅や桜が咲き誇り、観光客にも人気です。神社の背後にある寶登山山頂へはロープウェイで登ることができ、頂上からの眺望も見どころの一つです。
半田赤レンガ建物は、愛知県半田市にある歴史的な建築物で、1898年(明治31年)にカブトビールの製造工場として建設されました。この建物は、明治時代に建てられた日本で数少ないレンガ建造物の一つであり、国内屈指の規模を誇ります。設計は、明治建築界の三巨頭の一人である妻木頼黄によるものです。 現在は、カフェやビアホール、ショップなどが入る文化遺産として、明治、大正の頃のビールが再現販売されています。また、その美しいレンガ造りの外観は、半田市の象徴的存在としても知られ、イベントや講座なども開催されています。戦争の時の銃弾の跡も残っており、様々な時を越えて、今も残る建築物は一度は訪れる価値があります。
旧唐津銀行は、佐賀県唐津市にある歴史的な建物で、1912年(大正元年)に三井銀行唐津支店として建てられました。この建物は、重要文化財に指定されており、設計は日本を代表する建築家の一人、辰野金吾とその弟子、田中実によって手掛けられました。辰野金吾は東京駅や日本銀行本店の設計でも知られています。 旧唐津銀行の建物は、レンガ造りで洋風建築の美しい外観が特徴です。内部には当時の銀行業務に使われていた重厚なカウンターや金庫などが保存されており、見学者は大正時代の銀行の様子を垣間見ることができます。また、1階には唐津の歴史や文化を紹介する展示スペースもあり、唐津の観光名所として多くの人が訪れます。この建物は、建築や歴史好きの観光客にとっても見応えがあるスポットです。