蒲生田(かもだ)岬は四国最東端の岬です。大粒の岩が散乱する海岸は日本でも数少ないアカウミガメの産卵地となっています。岬の風や波をテーマにした石のモニュメント「波の詩」が設置されており、ハートをイメージした空洞からは伊島や水平線を望むことができます。 蒲生田岬灯台からの眺望は壮大で、晴れた日には遠く大鳴門橋、淡路島、和歌山県まで望むことができます。蒲生田岬灯台は大正13年(1924年)に点灯され、岩礁が多く、潮流の早い紀伊水道において、海上交通の安全を守る重要な役割を担ってきました。また、灯台は2016年に「恋する灯台」として認定され、恋人たちのパワースポットとしても人気です。 無料駐車場とトイレがあり、灯台までは遊歩道を徒歩で約15分で到着します。また、元旦には四国で最初の初日の出を見るために多くの人々が訪れます。
長野県佐久市にある「美笹深宇宙探査用地上局」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって建設された、深宇宙探査機との通信を目的とした施設です。この地上局は、大口径54mのパラボラアンテナや20kW級の固体電力増幅装置(SSPA)、2つの受信機を含む最先端のシステムで構成されており、大容量のデータ受信や深宇宙探査機の高精度追尾が可能です。 美笹深宇宙探査用地上局自体では通常見学を受け付けておらず、公開施設はありません。しかし、期間限定で一般公開されることがあるので、気になる方は公式サイトを確認してください。同じくJAXAが運営する臼田宇宙空間観測所には見学施設がありますので、宇宙に関心のある方はそちらを訪れることをオススメします。 また、冬季(11月下旬から6月上旬)は蓼科スカイラインが通行止めとなるため、この期間に訪れる際は佐久市役所にて道路通行許可の申請と許可を得る必要があります。宇宙探査の最前線を垣間見ることができる貴重な機会ですので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
大威徳寺(だいいとくじ)は、もみじの名勝である牛滝山にある山岳寺院です。現在は天台宗に属していますが、近世以前は真言宗と天台宗の兼学寺院でした。役行者によって開創されたと伝えられ、古来より葛城修験の一霊場として崇敬されてきました。寺院の境内には室町時代の多宝塔があり、これは国の重要文化財に指定されています。また、令和2年度の日本遺産に認定された「葛城修験」の10番経塚があります。 穴場スポットで、秋の紅葉シーズンでもあまり混まず、赤や黄色に染まった紅葉などを楽しむことができます。少し山を登ると滝がいくつかあり、迫力のある景色が楽しめます。足場が少しごつごつしているので、スニーカーや歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
出雲大社から5分10分ほどの場所にある海岸です。こちらの海岸は出雲大社を参拝する前に、出雲大社に納めるための砂を取りに行く場所として有名です。砂浜に一際目立つ大きな岩のような弁天島という名の島があり、神々しい雰囲気を漂わせています。弁天島をシルエットに夕日が沈む景色も素晴らしく、心が浄化されるような気持ちになります。その中でもオススメなのは天気の良い日の稲佐の浜です。寄せた波によって濡れた砂浜に空がきれいにうつり、ウユニ塩湖のような景色を楽しむことができます。神秘的な場所なだけあって景色もより一層神秘さを増し素敵な世界観を楽しむことができます。