オオキツネノカミソリは、ヒガンバナ科の植物です。8月中旬には山一面がオレンジ色の美しい花で埋め尽くされます。群生地は約0.5ha、約2万本といわれています。この植物は明治期に大栗山に住み着いた木地師によって栽培されたとされており、1998年に発見され以来保護活動が続けられています。 見どころは8月中旬頃です。近くの道の駅「どんぐりの里いなぶ」にある観光案内所(いなぶ観光協会)で詳しい情報を教えてもらえます。駐車場はありませんが県道の待避所にとめて、600mほど山中に入った所にあります。登りなので片道40分ほどですが、お年寄りの方も多く訪れています。
「はりまや橋」は、高知にある歴史的な橋で、よさこい節や純信とお馬の恋物語で有名です。この橋の名前の由来は、江戸時代に堀川を挟んで商売をしていた「播磨屋」と「櫃屋」が互いの交流のために私設の橋を架けたことに始まります。時代を経て、この橋は何度も再建され、堀川も埋め立てられましたが、現在は「はりまや橋公園」として整備され、川のせせらぎも再現されています。 平成10年には新しいはりまや橋が架けられ、高知の漫画家横山隆一氏のデザインの純信とお馬の像も設置されました。また、昭和33年には、歌謡曲「南国土佐を後にして」のヒットとともに全国的に知られるようになりました。 現在の木造の橋は、江戸期のはりまや橋を再現したもので、高知県の観光スポットとしても知られています。近くには赤い桁橋と実際のはりまや橋という石橋があり、さらに地下には観光情報のパネルや展示がある地下通路も存在します。
屋那の松原・舟小屋群は、島根県隠岐の島町の都万(つま)地区にある美しい景勝地です。屋那の松原は、日本の白砂青松100選にも選ばれた松林で、八百比丘尼が一晩で植えたという伝説が残っています。その近くの浜辺には、約20棟の木造の舟小屋が整然と並び、昔ながらの漁村の風景を今に伝えています。 舟小屋は、海に浮かべない時期に木造船を保管するための施設で、杉皮葺きの屋根には浜の石が置かれており、風情のある景観を生み出しています。静かな湾と松並木が背景に広がるこのエリアは、隠岐ならではの自然と文化を楽しむことができるスポットとして人気があります。
葉山のリゾート地の海岸沿いにあるバス停です。真名瀬海岸の目の前にある小さなバス停ですが、小さくて可愛らしくバス停内から見える海岸の眺めが最高に写真映えします。 近くにはヨットの停泊場のある葉山マリーナという飲食店の入った商業施設や、マリングッズのお店、雑貨屋さんに古民家カフェなどが数多く点在し、ゆっくり海岸沿いを探索したい方にはおすすめです。 真名瀬海岸は江ノ島や七里ヶ浜などと比べると、比較的空いているのでおすすめです。運が良ければ富士山も綺麗に見えます。県道沿いにあるので、ツーリングの小休憩などに立ち寄り一息ついてはいかがでしょうか。
焼火神社(たくひじんじゃ)は、島根県隠岐諸島の西ノ島にある歴史ある神社で、隠岐島前の最高峰である焼火山(たくひやま)の中腹に位置します。海抜452メートルの場所にあり、古くから航海安全の神として海上の人々に信仰されています。創建は一条天皇の時代(1000年頃)とされ、もとは「焼火山雲上寺」として仏教と神道が融合した信仰を集めていましたが、明治時代に焼火神社と改称されました。 社殿は岩盤を利用した独特の建築様式で、1992年に国の重要文化財に指定されています。険しい山道を登った先にあり、信仰の対象としてだけでなく、自然の中で静けさを楽しめる場所としても人気のスポットです。