半田赤レンガ建物は、愛知県半田市にある歴史的な建築物で、1898年(明治31年)にカブトビールの製造工場として建設されました。この建物は、明治時代に建てられた日本で数少ないレンガ建造物の一つであり、国内屈指の規模を誇ります。設計は、明治建築界の三巨頭の一人である妻木頼黄によるものです。 現在は、カフェやビアホール、ショップなどが入る文化遺産として、明治、大正の頃のビールが再現販売されています。また、その美しいレンガ造りの外観は、半田市の象徴的存在としても知られ、イベントや講座なども開催されています。戦争の時の銃弾の跡も残っており、様々な時を越えて、今も残る建築物は一度は訪れる価値があります。
愛知県蒲郡市にある博物館で、地域の歴史や文化を深く知ることができる施設です。博物館の展示は、蒲郡市の古代から現代に至るまでの歴史や民俗に関する資料を中心に構成されています。特に、海と山に囲まれた自然豊かな蒲郡の特徴を生かした展示が多く、地域の生活や文化を学ぶことができます。 敷地内にはSLが展示されていて、博物館としては珍しいです。そのせいか、鉄道の企画展が多いようです。ここの売りは江戸、明治の灯火具で約800点を収蔵しています。また、博物館内には市民やグループの作品展示ができるギャラリーもあり、地元の芸術活動や文化の発信にも力を入れています。定期的に開催される特別展やワークショップも人気です。
白山宮は創立年代が不詳ですが、境内に古墳が存在することから古い歴史を持つ近郷無双の古社です。加賀国白山のご分霊を勧請し、1523年に丹羽若狭守氏清が祭祀を始め、「白山の馬まつり」として知られるようになりましたが、今は途絶えています。 この神社は古くから愛知郡、名古屋市から瀬戸市に及ぶ広域の総鎮守として崇められ、主祭神として菊理姫の命、伊弉冉の命、大巳貴の命を祀っています。特に足王社は、足名椎の命を祀り、平成13年の日韓共催サッカーワールドカップ以降、サッカー神社として知名度が上がり、スポーツ選手など多くの参拝者が訪れます。最近では、新型コロナウイルスの影響により、疫病退散のための朱印やお札「疫神斎」を授与しています。 足王社の痛みとり石を撫でて御利益を移し御守とする布という布が売られていたり、なんといっても足王社の流線型の木造の建物がとても格好良いです。
オオキツネノカミソリは、ヒガンバナ科の植物です。8月中旬には山一面がオレンジ色の美しい花で埋め尽くされます。群生地は約0.5ha、約2万本といわれています。この植物は明治期に大栗山に住み着いた木地師によって栽培されたとされており、1998年に発見され以来保護活動が続けられています。 見どころは8月中旬頃です。近くの道の駅「どんぐりの里いなぶ」にある観光案内所(いなぶ観光協会)で詳しい情報を教えてもらえます。駐車場はありませんが県道の待避所にとめて、600mほど山中に入った所にあります。登りなので片道40分ほどですが、お年寄りの方も多く訪れています。
佐久島は、愛知県の三河湾に位置する離島で、一色港から高速船で約20~25分の距離にあります。この島は美しい自然と特徴的なアート作品で知られ、島内には日本の原風景や黒壁の家々の風情が残り、様々なアート作品が展示されており、中でも「おひるねハウス」や「イーストハウス」、「アポロ」などが有名です。 1996年からアートによる島おこし活動が行われており、その結果、島は全国的にも写真映えするスポットとしての注目を集めています。また、佐久島には約250人の島民が住んでおり、現代的なファストフード店やコンビニは存在せず、古き良き日本の風情を感じることができます。是非名物の大あさり丼は絶品です。
碧南海浜水族館は、愛知県碧南市浜町の臨海公園内にある市立の水族館です。1982年に開館し、日本沿岸の魚類を中心に約300種、4,000尾の生物を展示しています。特に、絶滅の危機に瀕した日本産希少淡水魚の保護・展示にも力を入れています。併設の「海の科学館」では、「水-森から海へ-」をテーマに、参加体験型の展示を通じて水の循環や海の生態系について学べます。 2019年3月には屋外施設「ビオトープ」が完成し、季節の植物や野鳥、昆虫などを観察できる自然豊かな空間となっています。また、クロアチアから寄贈された「ドラゴンズベビー(ホライモリ)」は、日本国内ではここでしか見られない貴重な生物です。館内にはレストランやミュージアムショップもあります。