熊本県阿蘇郡西原村のケニーロード看板から南阿蘇久石のケニーロード看板までの、道のり約15キロが通称「ケニーロード」と呼ばれています。名前の由来は、70〜80年代大活躍したアメリカ人レーサー、ケニー・ロバーツがこの地を愛し毎年ツーリングを楽しんでいたとのことです。 道中は、草木に覆われているところが多いのでそこまで展望は望めないのですが、時折木々の隙間から覗く阿蘇五岳とカルデラの田園風景は素晴らしいの一言に尽きます。 西原村からケニーロードに入るとしばらくは登りのタイトコーナーのある峠道が続きます。登り切ると今度は下りの中高速コーナーがあるワインディングロードです。そしてゴールの南阿蘇久石の展望所からはアスペクタと呼ばれる野外ステージが望めるのですが、春には河津桜6,700本が咲き誇る有名なエリアです。夏は新緑、秋は黄金の山肌を見ることができる絶景を是非堪能して下さい。冬期間は凍結・落石があるため、通行止めになるのでご注意ください。
長部田海床路は日本の有明海にある、干潮時のみ現れる特有の道で、約1キロの長さに24本の電柱が並びます。1979年に建設され、もともとは有明海の干満差が激しいため、海苔養殖や採貝を行う漁業者が使用していました。 道は満潮時には海に沈むため、海中に立ち並ぶ電柱の景色が独特で、これが観光スポットとしても人気です。特に干潮・満潮の2時間前後が最も見どころで、夕日や明かりが灯る時間帯が特に美しいです。 アニメ「千と千尋の神隠し」のワンシーンに例えられるほどの幻想的な風景が広がり、多くの人々が訪れて写真を撮影しています。さらに、住吉海岸公園には、2022年7月に「ワンピース」のキャラクター「ジンベエ」の像が設置され、熊本復興プロジェクトの一環として多くの観光客が訪れています。 近くに公衆トイレと駐車場があるので休憩場所としてもちょうど良いです。
熊本城は、加藤清正によって慶長6年(1601年)から7年の歳月をかけて築かれた天下の名城で、日本三名城の一つとされています。周囲5.3㎞、総面積98haの広大な城郭には天守3、櫓49、櫓門18、城門29があり、石垣や自然の地形を利用した独特の築城技術が生かされています。明治10年の西南戦争では50日以上籠城し、難攻不落の城として真価を発揮しましたが、開戦直前の火災により天守・本丸御殿が焼失しました。現在の天守閣は昭和35年に再建されています。 熊本城は「武者返し」という異名をもつ、独特な造りの石垣が特徴です。また、本丸御殿は国内でも珍しい地下通路を有しており、春には山桜や肥後桜など3種類の約800本の桜が咲き誇ります。 現在、熊本城は「熊本城特別公開第3弾」として天守閣内部が公開されています。