三上山は滋賀県野洲市にあり、その美しい円錐形の山容から「近江富士」とも称されます。標高432mのこの山は、名神高速道路や東海道新幹線からも望むことができ、滋賀県内外から多くの観光客やハイキング客が訪れます。山頂からは琵琶湖や周囲の山々を一望できる絶景が広がり、四季折々の自然美を楽しむことができます。山麓には三上山を神体とする古社が鎮座し、長い歴史と文化を感じさせます。 登山ルートは、御上神社側からの表登山道と裏登山道の2ルート、近江富士花緑公園側からの1ルートの計3つの道が整備されており、どのルートも登山口から山頂まで約40分で到達できます。途中の急な斜面には丸太階段や手すりが設置されていて、登山は運動靴でも可能ですが、雨や雪の際は滑りやすくなるため注意が必要です。ただし、山頂にトイレはないため、御上神社側から登る場合は駐車場のトイレを利用しましょう。9月23日から11月3日の間は御上神社所有地で松茸山となり、表・裏登山道を利用する際には初穂料(大人500円)が必要ですが、近江富士花緑公園側からは通年無料で利用可能です。
近江神宮は滋賀県大津市に鎮座し、第38代天智天皇を祀る神社です。この神社は天智天皇の古都、近江大津宮の跡地にあり、豊かな自然に囲まれています。天智天皇が百人一首かるたの祖とされることから、「かるたの殿堂」とも呼ばれ、毎年ここでかるたの大会が行われています。漫画や映画の「ちはやふる」での舞台となったところです。 神社の色鮮やかな楼門や近江造り・昭和造りの社殿など、見どころが多数あります。また、毎年4月20日の例祭には天皇陛下の御名代として宮中より御勅使が差遣われる、全国でも特別な神社の一つです。自然豊かな境内では心の落ち着きを得ることができ、歴史や文化に興味のある人にとって魅力的なスポットです。
バイク専用の駐車場があるため、時間に関係なくゆっくり過ごすことができます。歩いてすぐの大きなグラウンドを外周することができ、その先には琵琶湖があります。自然を満喫することができます。また、敷地内に長浜城があります。 自動販売機もあるため、ツーリングの一息に立ち寄ることができます。豊公園は琵琶湖を楽しむとともに、バイクでの休憩スポットとしてもおすすめです。 【長浜城】 滋賀県長浜駅の琵琶湖の側にある長浜の資料館です。かつて存在した長浜城を模した博物館で長浜の歴史を知ることができます。豊臣秀吉や石田三成の掛け軸や長浜地域についつの書、火縄銃や鎧のレプリカが展示されています。とても狭いですが天守閣から外を一望することができます。
滋賀県の山の中にある美術館で、世界的な建築家I.M.ペイによって設計されました。「桃源郷」をコンセプトにした建物は自然との調和が特徴で、美しい景観の中に溶け込んでいます。収蔵品は古代エジプト、ギリシャ、ローマをはじめとする世界各地の美術品が中心で、日本美術も含まれています。期間によって展示物が変わります。 施設内にはカフェやレストランもあり、アート鑑賞の合間にリフレッシュできます。小さなパン屋さんもあります。建物が二つに分かれていて、歩いても良いですし乗り物(トローリー)に乗って移動しても良い。景色がとてもきれい見晴らしが良いです。もちろん屋内の美術館も広く綺麗です。お土産も充実しています。入場料が1300円かかりますが、駐車場は無料です。
賤ヶ岳(しずがたけ)は、滋賀県長浜市にある標高421mの山で、琵琶湖と余呉湖を分ける場所に位置します。1583年の「賤ヶ岳の戦い」で羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と柴田勝家が戦った歴史的な戦場として有名です。現在、山頂付近には戦跡碑や戦没者の碑があり、歴史好きの人々に人気のスポットです。 賤ヶ岳リフトを利用することで簡単に山頂付近までアクセスでき、そこからは琵琶湖や余呉湖、周囲の山々を一望できます。特に春の桜や秋の紅葉のシーズンには、バイクで訪れる観光客にとっても絶景が楽しめる場所です。観光と自然の美しさ、歴史を堪能できるスポットとしておすすめです。リフトは片道500円で往復で900円で利用可能です。歩いて山頂することも可能です。平日はとても空いているので、ゆっくりリフレッシュすることができます。
滋賀県立安土城考古博物館は、特別史跡安土城跡、史跡大中の湖南遺跡、史跡瓢箪山古墳、史跡観音寺城跡からなる歴史公園「近江風土記の丘」の中核施設で、平成4年に開館しました。 博物館内には2つの常設展示室が設けられています。第1の展示室では「考古」をテーマに弥生時代、古墳時代の近江を体験でき、第2の展示室では「中世・戦国時代」をテーマに、安土城やその他の城郭の変遷、織田信長の人物像に迫ります。 さらに、企画展示室では春と秋に特別展、夏と冬に企画展を開催しています。また、博物館講座、体験博物館、お茶会、写生大会、子ども考古学教室など、地域に開かれた親しみやすい博物館となっています。 入館料は、大人900円、高大生640円、小中生420円、県内高齢者(65歳以上)460円です。おしゃれな建物と一緒に車やバイクの写真が撮れるのでオススメです。
山王総本宮日吉大社は、約2100年前に創祀された歴史的な神社で、全国に約3,800社存在する日吉・日枝・山王神社の総本宮として知られています。通称は山王権現とも呼ばれており、この神社は比叡山の麓に鎮座しています。 神体山の八王子山には大山咋神とその妻の鴨玉依姫神を祀っています。毎年11月10日頃から12月上旬にかけては、神社の境内で美しい紅葉を楽しむことができ、関西屈指の紅葉名所として知られています。 境内には約40のお社があり、全ての神様を総称して「日吉大神」と呼んでいます。また、東本宮と西本宮の2区域からなる境内は国の史跡に指定されています。 紅葉が素晴らしいが人少なめの新緑も良いです。ユネスコ世界遺産で拝観料は500円です。砂利の境内駐車場がありますが、バイクは徒歩5分の大宮川観光駐車場の方が安心できます。
大通寺は滋賀県長浜市にある、真宗大谷派(東本願寺)の別院です。江戸時代初期に建立されたこの寺院は、地元の人々から親しみを込めて「御坊さん」と呼ばれています。大通寺は特に桃山文化が色濃く反映された建築美を持ち、本堂や大広間は伏見城の遺構と伝えられる重要文化財で、絢爛豪華な装飾が施されています。伊吹山を借景にした庭園もあり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。長浜黒壁スクエアから徒歩で5分程度です。寺の周辺や黒壁スクエアの近くに駐車場がいくつもあるのでアクセスはとても良いです。ただ、お店は早めに閉まるので17時よりも前に行くのが良いです。商店街が楽しめるので周辺の散策は徒歩がオススメです。
豊郷小学校旧校舎群は、昭和12年(1937年)に近江商人で丸紅の専務だった古川鉄治郎氏により寄贈され、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が設計しました。鉄筋コンクリート製の建物は、水洗トイレ、暖房設備、内線電話など最新設備を完備し、最新の教材を備えていたことから「東洋一の小学校」「白亜の教育殿堂」と称されました。 現在は、町立図書館や子育て支援センターなどの町の複合施設として利用され、校舎の見学も自由に行えます。また、様々な映画やドラマのロケ地として使われ、アニメ「けいおん!」の聖地ともなっており、多くの観光客や聖地巡礼者が訪れています。平成25年(2013年)には、国の登録有形文化財に登録されました。2009年に大規模改修を終え、年間5万人以上が訪れる観光地となっています。
滋賀県長浜市港町に位置する地方港湾で、琵琶湖の湖岸に設けられた湖北地域の漁業と湖上交通の拠点です。1882年(明治15年)に長浜と大津を結ぶ鉄道連絡船の港として開港し、1963年(昭和38年)に現在の場所へ移転しました。現在は、竹生島への定期観光船が運航されており、冬には雪見、春には花見の遊覧船も楽しめます。きれいな琵琶湖をみることができます。 アクセスはJR北陸本線「長浜駅」から徒歩約10分、北陸自動車道長浜ICから車で約15分と便利です。周辺には豊臣秀吉が築城した長浜城や黒壁スクエアなどの観光スポットがあるので併せて訪れると良いです。無料駐車場がありますが、観光シーズンは駐車場がすぐに一杯になります。一応近くに有料もあります。
坂本城は、1571年に織田信長の命で明智光秀が琵琶湖岸に築いた城で、比叡山延暦寺の監視と琵琶湖の制海権の獲得を目的としていたと考えられています。豪壮で華麗な造りのこの城は、安土城に次いで絢爛豪華だったと、宣教師ルイス・フロイスによって記されています。堀は琵琶湖につながっており、城内から直接船に乗り込むことが可能でした。 1582年の本能寺の変後、羽柴秀吉軍の攻撃により落城しました。湖中に残る石垣が琵琶湖の渇水時に見ることができます。その他、城内と推測される場所には明智光秀の供養塚とされる明智塚が存在します。現在、城のあった辺りには2カ所に碑が建てられています。 現在、城のあった地域は坂本城址公園として整備されており、公園内には明智光秀像が建っています。ベンチやトイレ等も設置されており、ゆっくりとした一時を過ごすことができます。人もあまり多くないため、のんびり過ごしたい方におすすめです。