ヘルメットが禿げる原因って本当？！ライダーが知っておきたい薄毛対策！

バイク乗りの必須アイテム「ヘルメット」。

道路交通法で着用が定められており、万が一の際に頭部を守るために被るものです。

しかし、「ヘルメットが原因で禿げたらどうしよう」と心配しているライダーもいるのではないでしょうか。

ライダー

ヘルメットが禿げる原因になるって本当かな・・・

ライダー

バイクには乗りたいけど抜け毛が増えたら困る！

ライダー

ツーリング後に髪のボリュームが減った気がするけど、蒸れは禿げる原因になる？

今回はこのような疑問、お悩みにお答えしていきます。薄毛が気になるライダーの方はぜひ最後までご覧ください。

モトスポット

ヘルメットで禿げるのを防ぐコツや簡単にできる薄毛対策も紹介するよ！

モトスポット

ヘルメットの臭いや髪型について気になる人は、この記事も参考にしてね！

ヘルメットの臭いを取る方法は？臭う理由やメンテナンス方法も解説｜必要なのは洗濯と除菌

ヘルメットをしっかり洗っていますか？ヘルメットは汗や皮脂を吸収して雑菌だらけになります。顔に密着する物なのでしっかりと除菌・消臭をする必要があります。この記事では、ヘルメットをまるっと綺麗にする方法をまとめました。まだメンテナンスをしたことがないという人はぜひ参考にしてください。

ヘルメットで髪型を崩さない方法はある？ぺちゃんこにならない対策を8つ紹介

ヘルメットで髪型が崩れるのって嫌ですよね。ライダー誰しもが持つ悩み。原因は「蒸れ」と「圧迫による固定」です。原因に対してしっかりと対策すればヘルメットを被っても髪型を崩さなくすることは可能です。今回はその方法をまとめました。バイクに乗って髪型が崩れるのが気になるという人は、参考にしてください。

そもそもハゲ・薄毛とは？

「ハゲ」は、さまざまな要因により毛髪が減少し頭皮が見えている状態で、「薄毛」はその前段階です。

男性・女性ともに7割以上の方が薄毛を気にしているといわれていますが、男性の方が薄毛になりやすい傾向にあります。

また、男性の場合は生え際から少しずつ薄くなりやすいのに対し、女性の場合は全体的にボリュームが減っていくのが一般的です。

ハゲ・薄毛の原因も男女で異なり、男性は主に男性ホルモンや遺伝、女性はホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣によるものとされています。

モトスポット

男性のハゲ・薄毛のほとんどはAGA（男性型脱毛症）によるものといわれているんだ

ライダー

じゃあヘルメットは禿げる原因にはならないよね？

モトスポット

直接の原因にはならないけど、間接的に髪の毛が薄くなる可能性があるんだ。その理由を詳しく見ていこう

ヘルメットが原因で禿げることがある？薄毛になる4つの理由を解説

ヘルメットはハゲ・薄毛の直接的な原因ではなく、ヘルメットをかぶると誰でも必ず禿げる、ということはありません。

しかし、以下のような理由から抜け毛や切れ毛が増えて、結果として薄毛になってしまう可能性があります。

ここではヘルメットがハゲ・薄毛のリスクを高める4つの理由について説明します。

摩擦

ヘルメットをかぶることで髪の毛が薄くなる理由のひとつは、ヘルメットと頭皮の摩擦です。

ヘルメットの着脱時は髪の毛が引っ張られやすく、髪の毛が抜けたり切れたりして薄毛につながってしまうことがあります。

また、安全確認のために頭を動かしたときのわずかな摩擦や、バイクの振動による細かな摩擦も抜け毛・切れ毛の原因のひとつです。

特に、ヘルメットがきつい・ゆるいなど、サイズが合っていないと摩擦がおこりやすくなります。

安全快適な走行、そして抜け毛対策のためにも、ヘルメットのサイズやフィット感をしっかり確認しましょう。

ライダー

頭にフィットしていてもヘルメットがまったく動かないってことはないからなあ・・・

モトスポット

ヘルメットがズレたり動いたりするたびに頭皮がこすられて、部分的に毛が薄くなるってこともあるんだよ

長時間のライディングで髪の毛が引っ張られた状態が続くと、「牽引性脱毛症」という脱毛症状が見られることがあります。

牽引性脱毛症は、髪の毛を強く引っ張って結んでいる期間が長い人におこりやすい症状です。

この場合は生え際から抜けはじめるケースもあり、男性型脱毛症（AGA）と間違えやすいのでご注意ください。

モトスポット

ヘルメットをかぶるときはどうしても髪の毛が引っ張られやすいから注意しよう

蒸れ

ヘルメット内の蒸れも薄毛・ハゲのリスクを高める要因です。

ただし、蒸れたからといってすぐに髪の毛が抜けるわけではありません。

ヘルメット内が蒸れると、頭皮からは汗や皮脂が過剰分泌されるようになります。

汗はある程度乾きますが、残った皮脂が毛穴をふさぐことにより頭皮環境が悪くなり、炎症が起きたり髪の毛が抜けたりするのです。

夏場はもちろん冬でも頭は汗をかくため、ヘルメットをかぶっている時間が長くなりすぎないようにしましょう。

ライダー

だったらベンチレーション機能付きのヘルメットにすれば薄くならないよね！

モトスポット

残念ながらベンチレーション機能がついていても、信号待ちや渋滞時など、走っていないときは風が抜けないからけっこう蒸れるんだよ

雑菌の繁殖

実はヘルメットの内部は雑菌にとって好環境で、お手入れしていないインナーパットは雑菌が増え放題なのです。

インナーパットで繁殖した雑菌が頭皮で繁殖してしまうと、頭皮に炎症を起こして毛根にダメージを与えます。

ヘルメットのお手入れを怠っていると、薄毛・ハゲのリスクが高まる可能性があることを覚えておきましょう。

なお、ヘルメット内の蒸れが雑菌の繁殖を促し、その結果として元気な髪の毛が生えにくくなることもあります。

モトスポット

ヘルメットをかぶるときに「クサい」と感じたことがある人は要注意

血行不良

ヘルメットをかぶることによる血行不良も薄毛・ハゲを引きおこす要因です。

たとえサイズが合っていても、ヘルメットをかぶるとある程度は締め付けられます。

頭が圧迫された状態が続くと血行が悪くなり、毛髪の成長を妨げて抜け毛が増えることがあるのです。

これを「圧迫性脱毛症」といい、ヘルメットによる締め付け時間が長いほど抜ける可能性が高くなります。

ヘルメットをかぶっていると頭が痛くなる、当たりが強い部分があるという方は、サイズの見直しやインナーパット調整を検討してみてください。

ライダー

ヘルメットの締め付けや蒸れ、摩擦が薄毛につながるなんてぞっとする・・・禿げないようにする方法はないの？！

モトスポット

次の項でヘルメットで薄毛にならない対策を説明するよ！

ヘルメットで禿げるのは困る・・・薄毛を防ぐ5つのコツ！

ここからは、ヘルメットによる抜け毛を防ぐコツをご紹介していきます。

ヘルメットが原因と考えられる薄毛を防ぐコツは以下の5つです。

ちなみにアンケート調査によると、女性の半数以上が「男性のハゲ・薄毛は仕方ない」「ハゲや薄毛の人でも恋愛・結婚対象になる」と回答しています。

ライダー

逆を言えば、禿げてたらそれだけで半分くらいの女性に相手にされないという...

モトスポット

なんて残酷な世界...

しかし「ハゲ予備軍・薄毛なのに薄毛対策をしない」「ハゲ・薄毛を隠している」「ハゲ・薄毛＋清潔感がない」男性は対象外という意見が多くなっていました。

バイクには乗りたいけど薄毛・ハゲが不安！というあなたは、抜け毛・薄毛対策をしておきましょう。

ひとつずつ説明していきます。

ヘルメットを清潔にする

ヘルメットによる薄毛・ハゲを防ぐコツの一つ目は、ヘルメットを清潔に保つことです。

前述したように、ヘルメット内（主にインナーパット）は雑菌にとって非常に繁殖しやすい環境が整っています。

場合によってはカビが生えることもあり、うっかりかぶってしまうと悲劇としか言いようがありません。

雑菌・カビだらけのヘルメットをかぶることで頭皮環境が悪化し、髪の毛が抜けるだけでなく新しい髪の毛が生えてこなくなる可能性もあります。

ライダー

さすがにカビの生えたヘルメットはかぶらないと思うけど・・・

モトスポット

そうだね。でも久しぶりにバイクに乗るときはヘルメットをかぶる前によく確認しよう

ヘルメットには汗、頭皮から分泌された皮脂、フケやホコリ、飛び込んできた虫、排気ガスなどなど、さまざまなものが付着しています。

ヘルメットを清潔に保つことはニオイ対策にもなるので、定期的にヘルメットのお手入れをしておきましょう。

ヘルメットのお手入れ方法については以下の記事でご紹介しています。

ヘルメットの臭いを取る方法は？臭う理由やメンテナンス方法も解説｜必要なのは洗濯と除菌

ヘルメットをしっかり洗っていますか？ヘルメットは汗や皮脂を吸収して雑菌だらけになります。顔に密着する物なのでしっかりと除菌・消臭をする必要があります。この記事では、ヘルメットをまるっと綺麗にする方法をまとめました。まだメンテナンスをしたことがないという人はぜひ参考にしてください。

なお、汗や雨で濡れたヘルメットをメットインに入れたままにしておくとカビが生えやすいので注意が必要です。

雑菌やカビの繁殖防止のためにも、濡れた状態のヘルメットを放置しないようにしましょう。

モトスポット

理想は毎回ヘルメットを洗うことだけど、面倒という人には「ヘルメットクリーン」がオススメだよ

ライダー

スプレーするだけで消臭殺菌ができて、全く匂わなくなる！

筆者も3年以上使っていますが、夏場でも一瞬でヘルメットの嫌な匂いが取れるので、愛用しています。

ヘルメット用インナーを着用する

ヘルメットによる切れ毛・抜け毛を減らすには、ヘルメット用インナーの着用も有効です。

ヘルメットインナーを着用してからヘルメットをかぶることで、摩擦による切れ毛・抜け毛を減らす効果が期待できます。

さらにヘルメットインナーは、ヘルメット内の蒸れの軽減や、インナーパットの汚れ防止にも効果的です。

吸汗・速乾素材のものや夏向きの接触冷感素材のもの、キャップ型やバラクラバ型などさまざまなインナーがあるので、季節や使用頻度などに合わせて選んでみてください。

また髪型やボリュームによりますが、ヘルメットによる髪の乱れが気になる方にもおすすめです。

ライダー

バラクラバってなに？

モトスポット

頭全体から首元まですっぽり覆えるタイプだよ。いわゆる目出し帽だね

このほか、ヘルメット内の蒸れ対策としてベンチレーションライナーを使う方法もあります。

ヘルメットインナーやベンチレーションインナーについては以下の記事を参考にしてみてください。

ヘルメットで髪型を崩さない方法はある？ぺちゃんこにならない対策を8つ紹介

ヘルメットで髪型が崩れるのって嫌ですよね。ライダー誰しもが持つ悩み。原因は「蒸れ」と「圧迫による固定」です。原因に対してしっかりと対策すればヘルメットを被っても髪型を崩さなくすることは可能です。今回はその方法をまとめました。バイクに乗って髪型が崩れるのが気になるという人は、参考にしてください。

ヘルメットの着用時間を減らす

薄毛・ハゲ対策として、ヘルメットをかぶっている時間を短くする方法もあります。

着用時間が長ければ長いほどヘルメット内が蒸れてしまい、頭皮環境を悪化させるからです。

また、ヘルメットが頭を圧迫する時間が長くなるほど血流が悪くなり、元気な髪の毛が生えにくくなります。

ヘルメットインナーやベンチレーションライナーを使う方法も有効ですが、締め付けや湿気から頭を開放させることも大切です。

ツーリングのときは休憩をはさんで必ずヘルメットを脱ぐようにするなど、かぶりっぱなしにならないように工夫してみてください。

ライダー

システムヘルメットは便利だけど、髪の毛のことを考えたら休憩のときは脱いだ方がよさそうだね

モトスポット

頭皮の同じところにばかり負担がかからないように、髪の毛の分け目を変えるのもおすすめだよ

ヘルメットの内装を調節する

ヘルメットの内装（インナーパット）を頭に合わせて調整する方法も薄毛対策となります。

ヘルメットのサイズが合っていても、あなたの頭にフィットしていないと部分的に締め付けが強くなる可能性があるためです。

例えば、1ヶ所だけ痛くなる場合、その箇所は圧迫されやすく摩擦が起きやすい、つまり髪の毛が薄くなりやすいということになります。

頭の形には個人差があるため、ヘルメットメーカーのフィッティングサービスを活用するなどで調整してみてください。

内装の調整はヘルメットの締め付けによる頭痛で悩んでいる方にもおすすめです。

モトスポット

自分で内装を取り外してフィット感を調整することもできるけど、不安な場合はプロに相談しよう

日常生活でも薄毛対策をする

ヘルメットによる薄毛が気になる場合、日常生活でも薄毛対策をすると安心です。

具体的には以下の2つの方法があります。

どちらも手軽にできる方法ですが、ほんの数回行うだけでは効果が期待できません。

ポイントは継続して行うことです。それぞれ簡単に説明していきます。

正しいヘアケア（シャンプー）　

ハゲ・薄毛予防には正しいヘアケアを行い、頭皮を清潔に保つことが大切です。

間違ったヘアケアを続けていると頭皮環境が悪化し、薄毛→ハゲになってしまう可能性があるので注意しましょう。

ヘアケアの基本となる正しいシャンプーのポイントは以下の通りです。

いきなりシャンプーを頭につけてゴシゴシ洗ったり、熱いお湯で洗い流したりするのは、頭皮にも髪の毛にもよくありません。

また、毎日がっつりシャンプーすると頭皮の脂が必要以上に洗い流されてしまい、頭皮や髪の毛の乾燥といったトラブルにつながります。

髪にやさしいシャンプーを使ったとしても、シャンプーのしすぎやすすぎ不足はNGです。

正しいヘアケアをしないと頭皮や髪の毛がダメージを受けることがあるので注意しましょう。

ライダー

洗いすぎもよくないんだね・・・

頭皮マッサージ

頭皮マッサージをして血行を促すのも薄毛予防に効果的です。

シャンプーしながらでも可能ですし、ヘルメットを脱いだ後や寝る前に行うのもよいでしょう。

頭皮マッサージにはリラックス効果があるので、ストレス解消にもつながりますよ。

頭皮マッサージのポイントは以下の3つです。

薄毛・ハゲ予防のための頭皮マッサージは、頭皮全体を優しくもみほぐすイメージで行いましょう。

このとき、髪の毛をこするようにすると切れたり抜けたりしやすいのでご注意ください。

また頭皮マッサージは、一度に長くやればやるほど効果が出るものではありません。

1回につき5分程度のマッサージを1日1回から2回、毎日継続して行うことが大切です。

ライダー

5分くらいなら毎日続けられそうだね

なお、ライオン株式会社の研究によると「薄毛の人は頭皮が硬く乾燥している傾向にある」という結果が出ています。

頭皮を触ったときに「カチカチだ・・・」と感じたライダーの方は、ぜひ頭皮マッサージで血行を促してみてください。

このほか、バランスの良い食事をとる、睡眠をしっかりとるなど、生活習慣の見直しをすることも効果的です。

ヘルメットがハゲ予防になることもある？

実は、ヘルメットをかぶることが薄毛・ハゲ予防になることもあるのです。

その理由としては以下の4つが挙げられます。

それぞれ簡単に説明していきます。

紫外線を遮る

ヘルメットが紫外線を遮ることで薄毛・ハゲ予防につながります。

紫外線は頭皮や髪の毛にダメージを与え、薄毛・ハゲのリスクを高める要因のひとつです。

ツーリングの休憩時などは、直射日光に当たらない場所でヘルメットを脱ぐとよいでしょう。

また、ヘルメットを脱いだら通気性の良い帽子をかぶるなどで紫外線対策するのもおすすめです。

乾燥を防ぐ

ヘルメットをかぶることで頭皮や髪の毛の乾燥を防ぐことができます。

空気が乾燥していると頭皮や髪の毛から水分が奪われてしまい、薄毛・ハゲのリスクが高まるのです。

冬場は特に空気が乾燥しやすいのですが、ヘルメットをかぶることで頭皮環境の悪化を防止する効果が期待できます。

寒さによる血行不良を防ぐ

ヘルメットは冬の寒さから頭部を守り、気温の低下による血行不良防止に役立ちます。

血行不良は健康な髪の毛の育成に悪影響を与える要因です。

保温効果のあるヘルメットインナーの着用も有効といえます。

ただし、保温にこだわりすぎて頭皮が蒸れないようにしましょう。

大気汚染物質から頭皮・頭髪を守る

ヘルメットは空気中を漂う汚染物質から頭皮や髪の毛を守っています。

排気ガスや粉じんなどの大気汚染物質、そして酸性雨も頭皮や髪の毛にダメージを与えるといわれています。

ライダー

もしかしてPM2.5って薄毛やハゲに関係あるの？

モトスポット

PM2.5は髪の毛に付着しやすく、毛穴にも入り込みやすい。その結果、頭皮のトラブルにつながる恐れがあるといわれているんだ

このように、ヘルメットは薄毛・ハゲ予防に有効といえます。

しかし、使い方やお手入れ次第で逆効果になることもあるので注意しましょう。

まとめ　ヘルメットで禿げるのが不安なら薄毛対策をしよう

今回はヘルメットと薄毛・ハゲの関係性についてご紹介しました。

日本人男性の薄毛やハゲの主な原因は、ヘルメットではなくAGAによるものです。

しかし、ヘルメットによって切れ毛や抜け毛が増えて、結果として薄くなってしまう可能性があります。

髪の毛のことで悩まされずにバイクライフを楽しみたい、薄くなるのはイヤ！というあなたは、本記事でご紹介した方法を参考にしてみてください。

なお、バイクのヘルメットだけでなく作業用ヘルメットや自転車用ヘルメットにも同じことがいえます。

仕事や趣味などでヘルメットをかぶる時間が長い方も対策しておくとよいでしょう。

＼臭いもヘルメットの汚れも防ぐ！／
Amazonでヘルメットインナーを探す