旧社庁舎から北へ下ったところに、大きな山田錦を育てている田んぼがあります。その中に大きな鳥居があります。そばに神社は見当たりません。鳥居の先に中国道が横に連なっており、その下に小さな高架トンネルが見える、その高架をくぐると、木梨(こなし)神社があります。 木梨神社は、古くから穢れと祓いの神様として信仰されています。この神社は、播磨国賀茂郡の式内社で、第10代崇神天皇の時代に物部八十手によって八十枉津日神が祀られたと伝えられています。後に、将軍彦坐命が丹波の賊を征伐した際に神託を受けて創建されました。 加東市を含む北播磨には蛇にまつわる逸話が多くあります。三草山に近い木梨神社もその蛇にまつわる逸話(伝説)が残る神社の一つです。木梨神社の境内は、植木が美しく剪定され、地面も掃き清められた清々しい雰囲気を持っています。
日本三名泉の1つで、自然湧出量は日本一を誇り毎分32,300リットル以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出ています。温泉街の中心に位置する湯畑は、草津温泉のシンボルです。湯畑の周りは瓦を敷きつめた歩道、石柵、白根山をかたどった「白根山ベンチ」など湯上がりの散策が楽しめる公園となっています。 「恋の病以外効かない病はない」といわれるほど効能が高く、昔から湯を求めて多くの人が訪れています。万代鉱源泉・湯畑源泉・白旗源泉・西の河原源泉・煮川源泉・地蔵源泉と呼ばれる6つの源泉があり、共同浴場も19か所あります。温泉街も活気が溢れており、趣を楽しめる魅力的な温泉です。
萩城跡指月公園は、毛利輝元によって1604年に築かれた萩城の跡地にあります。この城は周囲を石垣と土塀で囲った本格的な山城で、別名「指月城」とも呼ばれていました。1874年に解体されましたが、公園内には志都岐山神社や花江茶亭などの旧跡が残っており、当時の様子を推測することができます。また、この公園は桜の名所としても有名で、春になると華やかな着物を着た人々と舞い散る桜とのコラボレーションが見られます。 さらに、萩市は日本ジオパークに認定されており、マグマの活動によって生まれた地質や地形を活用しています。萩城跡の石垣も約1億年前の火山によってできた花崗岩を使用していて、現在もお堀の一部や石垣が維持されています。萩市には火山との深い関わりがあるため、萩城跡の石垣も見逃せない景色となっています。石垣に使用している石は、世界一小さい火山、笠山からもってきたと言われています。
隠岐神社は、島根県隠岐郡海士町に鎮座する神社で、1939年(昭和14年)に後鳥羽天皇の700年祭を記念して創建されました。1940年(昭和15年)の紀元二千六百年記念事業の一環として建設が始まり、1943年には県社に指定されています。 後鳥羽天皇を主祭神としており、学業成就や芸術の神としても信仰されています。隠岐造りと呼ばれる独自の建築様式の社殿が特徴で、約5.6万平方メートルの広大な境内には桜並木があり、春には美しい花が咲き誇ります。毎年4月14日と10月14日に例大祭が行われ、多くの参拝者が訪れる隠岐の代表的な神社です。
太東埼灯台は千葉県いすみ市の太東崎に位置しており、元々は1950年に夷隅郡太東村が設置した後、国に移管されました。1952年には海抜約63mの山頂に移築されました。灯台は高さ15.9mで、鉄筋コンクリート造の白色円形構造です。当初は燈台守がいましたが、現在は無人で、光の届く距離は約41kmです。 1972年には、海蝕と崖崩れのために元の位置から100m後退して再建されました。一帯は南房総国定公園に指定されており、灯台からは太平洋、九十九里、夷隅川河口、和泉浦を一望できます。また、新年の日の出スポットとしても有名で、地元のNPO法人が特産品販売を行っており、毎年5月4日には「燈台まつり」が開催されています。8月ごろから咲くコスモスが名物です。
「清瀧山弘誓寺(せいりゅうざん・ぐぜいじ)」は、地元では「宇土の観音さん」「宇土観音」として親しまれています。この寺は約1400年前、法道仙人によって「天地山極楽寺」として創建されました。当初は多くの僧坊があり、栄えていましたが、1184年(寿永3年)に源氏による火災で全山が焼失しました。それでも、ご本尊の聖観世音菩薩は滝に隠されて難を逃れ、後に再建されました。1473年(文明5年)に曹洞宗に改宗し、清瀧山弘誓寺と名を改められました。 寺内には多くの仏像が祀られており、庭には美しい大銀杏があります。寺の近くには展望所があり、山巡りも楽しめます。年間を通じて様々な祭りや行事が行われています。特に、毎月17日には病気封じのご利益で知られる例祭があり、多くの参拝者が訪れます。 場所としては、国の史跡にも指定されている「篠山城跡」や伝統的な町並みが残る丹波篠山の中心部から車で10分程度の距離に位置しています。 舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口から10分ほどです。銀杏の季節は近隣の農地を駐車場として開放してくれています。行くまでの道は少しわかりにくいかもしれません。