主に埼玉県内で展開しているスーパーマーケット「ヤオコー」が創業120周年記念事業として、同社の本社がある川越に2012年に開館した美術館です。創業家と親交の深い画家・三栖右嗣の作品を所蔵・展示しており、建物はプリツカー賞受賞者の伊東豊雄の設計という、小規模ながらも本格的な美術館となっています。 建物自体も美しく、自然光を取り入れた明るい空間が特徴で、アートをより身近に感じられる造りになっています。定期的に企画展やワークショップも開催されており、地元の文化交流の場としても親しまれています。川越の観光地にも近く、訪問者が気軽にアートを楽しめるスポットとして人気です。併設のカフェでお茶やケーキを楽しめるほか、「美術館でピアノコンサートをしてみませんか?」などのイベントも行われています。
半田赤レンガ建物は、愛知県半田市にある歴史的な建築物で、1898年(明治31年)にカブトビールの製造工場として建設されました。この建物は、明治時代に建てられた日本で数少ないレンガ建造物の一つであり、国内屈指の規模を誇ります。設計は、明治建築界の三巨頭の一人である妻木頼黄によるものです。 現在は、カフェやビアホール、ショップなどが入る文化遺産として、明治、大正の頃のビールが再現販売されています。また、その美しいレンガ造りの外観は、半田市の象徴的存在としても知られ、イベントや講座なども開催されています。戦争の時の銃弾の跡も残っており、様々な時を越えて、今も残る建築物は一度は訪れる価値があります。
愛知県蒲郡市にある博物館で、地域の歴史や文化を深く知ることができる施設です。博物館の展示は、蒲郡市の古代から現代に至るまでの歴史や民俗に関する資料を中心に構成されています。特に、海と山に囲まれた自然豊かな蒲郡の特徴を生かした展示が多く、地域の生活や文化を学ぶことができます。 敷地内にはSLが展示されていて、博物館としては珍しいです。そのせいか、鉄道の企画展が多いようです。ここの売りは江戸、明治の灯火具で約800点を収蔵しています。また、博物館内には市民やグループの作品展示ができるギャラリーもあり、地元の芸術活動や文化の発信にも力を入れています。定期的に開催される特別展やワークショップも人気です。