都道府県から探す
北海道・東北
関東
北陸・甲信越
東海
近畿
中国・四国
九州・沖縄
×

指定したエリアで検索する

詳細条件から探す
ジャンル
4端
季節
施設
駐車場
人数
料金
混雑具合
検索方法
×

指定した条件で検索する

バイク知識

アメリカンバイクってどんなバイク?特徴やオススメ車種を排気量別に紹介

アメリカンバイクってどんなバイク?特徴やオススメ車種を排気量別に紹介のアイキャッチ画像

当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

投稿日
ライダー

アメリカンバイクってカッコいいなー

モトスポット

ワイドハンドルに低いライディングポジション、長いホイールベースは迫力満点だね

ライダー

乗ってみたいけど教習車とずいぶん違うんでしょ? 初心者がいきなり乗って大丈夫?

モトスポット

もちろん大丈夫だけど、確かに違う部分は多いから、今回はアメリカンバイクに乗る上で知っておくべき特徴について解説していくよ

定義や特徴はいいから、オススメの車種を知りたいという人は、ここまで飛ばしてOKです。

アメリカンバイクとは

雄飛をバックに立つアメリカンバイク

文字通り「アメリカのバイク」という意味です。

言葉の起源は、大正時代に日本に輸入されていたハーレーダビッドソンやインディアンといったアメリカのバイクを当時の人々が「アメリカン」と呼んでいたことに始まります。

しかし、時代とともにハーレーダビッドソンのスタイルを取り入れたバイク全般を指す言葉に変わっていきます。

アメリカンバイクがひとつのジャンルとして注目され始めたのは、1970年。同年に日本で公開された映画『イージー・ライダー』にイカしたカスタムハーレーが登場したことから国内のハーレー人気が爆発しました。

すると「こういうバイク作れば売れるじゃん!」と、国内4メーカーがこぞってハーレーのスタイルを取り入れたバイクを製造し、それらがヒットしてひとつのジャンルが生まれました。

これがアメリカンバイクというジャンルが確立されたキッカケとなっています。

アメリカンの名称について

近年ではアメリカンバイクのことを「クルーザー」と呼ぶメディアが増えています。アメリカンという呼称は日本独自のもので、海外ではクルーザーと呼ぶことが一般的だからかもしれません。

しかし、日本においてはツーリングに特化したビッグバイク(ヤマハ・FJR1300など)のこともクルーザーと呼ぶことがあります。ややこしいので、モトスポットではやはり「アメリカン」という名称で紹介していきます!

ちなみにですが、ホンダはレブルシリーズのジャンルを「ツーリング」、ヤマハはボルトRを「スポーツヘリテージ」という呼称で分類しています。

アメリカンバイクの定義

真横から見たバイク

時代とともに定義は変化しつつありますが、おおむね以下の車体構成を持つ車種を「アメリカンバイク」と定義付けることができます。

  • 大排気量の空冷Vツインエンジン
  • キャスター(フロントフォーク)が寝ている
  • その結果、ホイールベース(前後ホイールの距離)が長い
  • ハンドルが幅広で高い
  • シートが低い
  • シートよりも前方にステップが配置されている

つまり「鼓動感のあるエンジン」「低くて長い車体構成」「手足を前方に投げ出すようなライディングポジション」という3つの条件を満たしていることがアメリカンバイクの定義だといえるでしょう。

ライダー

国内の現行モデルに空冷Vツインエンジンのアメリカンって、ヤマハのボルトRくらいだけど…

モトスポット

定義は変化しているって言ったでしょ?最近はパラツインやシングルのアメリカンもあるよ

ライダー

ハーレーのエンジンも水冷化が進んでるんだよね?

モトスポット

そうだね、空冷のままじゃ排ガス規制をクリアできないんだ…

モトスポット

でもエンジン以外の車体構成は、現行モデルも定義どおりになっている車種が多いね

アメリカンバイクの種類

複数台のバイク

アメリカンバイクには「クラシックスタイル」「チョッパースタイル」など、様々なカスタムのスタイルがあります。

社外パーツを組み込んでお気に入りのスタイルに仕上げることが一般的ですが、メーカーが意識的に特定のスタイルに合わせたデザインで製造する場合もあります。

ここでは、アメリカンバイクの種類と特徴をまとめます。

  • クラシック
  • チョッパー
  • ボバー
  • ディガー
  • ニュースクール
ライダー

チョッパーっていうのは聞いたことあるなー

モトスポット

イージー・ライダーに登場するバイクがチョッパースタイルだね

クラシック

ヤマハ ドラッグスタークラシック400

ヤマハ ドラッグスタークラシック400

出典:bikebros

アメリカンバイクのカスタムで定番といえるスタイルです。

メーカーが車名に「クラシック」を冠するモデル(ハーレーのヘリテイジソフテイルクラシックや、ヤマハのドラッグスタークラシックなど)もある人気のジャンルですね。

名前のとおり、昔ながらのハーレーのスタイルを取り入れた装備が特徴で、太いタイヤを覆う大きなフェンダーやサドルシートなどを備えています。

また、リジッドフレームと呼ばれる、サスペンション機構がなかった時代のスタイルを踏襲して、リヤショックを見えない位置に配置するなどの工夫がされています。

チョッパー

ホンダ VT1300CX

ホンダ VT1300CX

出典:Honda

“chop”=削ぎ落すという文言に由来するといわれており、ムダなパーツを極力排除したラフなカスタムスタイルのことです。

起源は諸説あり、軽量化のためにパーツを省いたり、盗んだバイクの原型をとどめないようにパーツを取り外したりした結果生まれたスタイルだと言われています。

特徴は長いフロントフォークにエイプハンガーと呼ばれる高いハンドル、リジッドフレームの採用などが挙げられます。

ボバー

トライアンフ ボンネビルボバー

トライアンフ ボンネビルボバー

出典:triumph

ムダなパーツを排除するといった点ではチョッパーと似たスタイルです。

チョッパーとの違いは、フロントフォークの延長を行わず、ハンドルは比較的低めのものを、フェンダーはショートタイプのものを採用するといった点にあります。

ボバースタイルの起源は1950年代アメリカで流行した未舗装路で競うダートトラックレース。

より軽快に走れるように車体から無駄なパーツを外し、さらにダートでもグリップする厚みのあるタイヤを備えたマシンが元となっています。

現行モデルでは、イギリスのメーカー・トライアンフがこのスタイルを踏襲したボンネビルボバーをラインナップしています。

ディガー

ハーレーダビッドソン ブレイクアウト

ハーレーダビッドソン ブレイクアウト

出典:harley-davidson

このスタイルは0‐400m(1/4マイル)の直線の速さを競う「ドラッグレース」の車両がモチーフとなっており、「ドラッガー」とも呼ばれます。

スタート時にリアタイヤを空転させてタイヤを溶かし、グリップを向上させる「バーンナウト」という動作が名前の由来ですね。

リアタイヤが路面をDig(ディグ:掘る)ため「ディガー」というわけです。

低く構えた車体に、激しい加速に耐える一文字のローハンドル、コフィン(棺桶)タンクと呼ばれる角張った燃料タンクなどが外観上の特徴となります。

ニュースクール

アメリカンバイク ニュースクール
出典:primarymagazine

きらびやかなクロムメッキパーツ、最新の塗装技術を使ったペイント、旧時代には実現不可能だった低扁平のタイヤなどを採用したスタイルのことをいいます。

現代風または近未来風に仕上げられていることが特徴で、「ハイテック」と呼ばれることも。

昔ながらのスタイルを踏襲するクラシックやチョッパーの対極にあるスタイルだといえるでしょう。

ライダー

いろんな種類のスタイルがあるんだね

モトスポット

カスタムの幅が広いアメリカンバイクならではだな。アメリカン以外のジャンルも気になるという人は下の記事も読んでみてね

アメリカンバイクのメリット

バイクに乗る人

アメリカンバイクに乗る上で、知っておきたいメリットについて解説します。

  • 足つきが良い
  • タンデムがしやすい
  • カスタムパーツが豊富
  • ライディングポジションが腕&脚&尻に優しい
  • 直進安定性が高い

足つきが良い

例えば、ヤマハ・ドラッグスター400のシート高はわずか660mmしかありません。その他のアメリカンモデルも600mm台が大半ですね。

対して教習車に用いられているホンダ・CB400SFは755mm。この数値だけを見ても、アメリカンバイクのシートの低さが分かると思います。

とくにレブル250のようなスリムな車体だと、足をまっすぐ下ろせるため、数値以上に足つきのよさを感じられます。

タンデムがしやすい

ライダーのシートと同じくタンデマーのシートも低く設計されていますので、スムーズに乗り降りができます。

また、シーシーバーと呼ばれるカスタムパーツ(リヤシートの後ろについている背の高いフレームみたいなやつです)にバックレストを取り付ければさらに快適性がアップします。

カスタムパーツが豊富

近年ではノーマルのスタイルを好むライダーが増えてきましたが、かつてアメリカンバイクといえばカスタムが当たり前だったこともあり、社外パーツが豊富にラインナップされています。

走行性能を向上させるものからツーリングの快適性を高めるものまで様々なパーツをチョイスできます

自分だけの1台を作りやすいこともアメリカンバイクのメリットだといえます。

ライディングポジションが腕・脚・尻に優しい

椅子に座って手足を前に伸ばしたようなライディングポジションがとれるため、手首・ヒジ・肩・ヒザへの負担が小さいことが大きなメリットです。

また、シートはクッション性が高い肉厚&幅広のものが採用されている車種が多く、長時間のライディングでお尻が痛くなりにくいという特長があります。

直進安定性が高い

ホイールベースが長いため、直進方向に対する安定感はバツグンです。

通常、バイクという不安定な乗り物をまっすぐ走らせるためにライダーは無意識に左右方向へ力を加えて走行ラインを補正しています。

ところが直進安定性が高いアメリカンバイクであれば、そうした力を加える頻度が少なくなるため、長時間のライディングの疲労軽減につながります。

また、重心がきわめて低いため、横風などの影響を受けにくいメリットもあります。

アメリカンバイクのデメリット

夜にバイクに乗る人

足つきやポジションが楽で乗りやすく、カスタム性も高いアメリカンバイクですが、デメリットもあります。

アメリカンバイクに興味がある人は、デメリットも知った上で乗るか検討しましょう。

  • 倒し込むのに向いていない
  • 重量が重い
  • 取り回しや駐輪が困難
  • ライディングポジションが腰に厳しい
  • 現行モデルが少ない

倒し込むのに向いていない

直進安定性の高さというメリットと引き換えに、コーナーワークが苦手というデメリットがあります。低く設定されたステップがコーナリング中に接地しやすく、十分なバンク角が得られないことも。

また、ホイールベースが長い車種の特徴として小回りが利かない、マシンを倒し込んでもねらった旋回力が発揮できないという弱点があります。

つまり、ネイキッドやスーパースポーツと同じように曲がることは不可能だということです。

とはいえ、ハイスピードで無理なコーナリングをしなければ問題ないレベルですので、安全運転を心がけていればさほど気にすることではありません。

重量が重い

250㏄クラスであれば軽量コンパクトなアメリカンモデルもありますが、400㏄以上のアメリカンバイクはかなりの重量を誇ります。

例えば、ヤマハ・ドラッグスター400は中型ながら装備重量で230kgを超えています(CB400SFは約207kg)。

排気量が大きくなると250kg、300kgを超えるモデルも珍しくありません。

取り回しや駐車が困難

取り回しが困難というデメリットは、小回りが利かない、重量が重いことによるものですが、アメリカンバイクはそれらに加えて車体が大きいという特徴があります。

ハンドルが広く、また車体が前後に長いため、同クラスのスポーツバイクに比べて駐車に必要なスペースがどうしても広くなります。

狭い駐輪場を利用する際には把握しておきたいポイントですね。

ライディングポジションが腰に厳しい

手足と尻に優しいライディングポジションですが、実はラクなことばかりではありません。

体重のすべてがシートに集中するため、腰への負担を感じるライダーもいるでしょう。

さらに大排気量のVツインエンジンは振動が大きいため、それが腰への負担をさらに増す要因になっています。

現行モデルが少ない

国内4メーカーのアメリカンバイクのラインナップは一時期に比べると大幅に減少しています。

本家ハーレーであれば豊富に現行車種を取りそろえていますが、国内メーカーに比べると高値の傾向です。

そのため、「まずは国内モデルから選びたい」と考えているライダーは、絶版モデルも視野に入れて選ぶ必要があります。

モトスポット

次の章では、絶版モデルも含めてオススメのアメリカンバイクを排気量別に紹介するよ

オススメのアメリカンバイク

ここからはオススメのアメリカンバイクを排気量ごとに分けて紹介します。

排気量の大小によって必要な運転免許、乗り味、維持費などが大きく異なりますので、違いが気になる人はコチラの記事を参考にしてください。

また、紹介する車種の多くは生産が終了していますので、購入するには中古車から選ぶしかありません。

中古車選びのポイントをまとめた記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

250ccクラス

250ccクラスのオススメアメリカンバイクは、こちらです。

  • ホンダ・レブル250
  • ヤマハ・ドラッグスター250
  • ホンダ・Vツインマグナ
  • カワサキ・エリミネーター250V

ホンダ・レブル250

軽い車体でコーナーが楽しい! 人気の現行モデル

honda・レブル250

honda・レブル250

エンジン/燃料供給装置

水冷単気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

26ps/2.2kgf・m

車体重量

171kg

シート高

690mm

「レブル(Rebel)=反逆」の意味を持つこのバイクは、もとは1985年に発売されたアメリカンバイク。その名を受け継いで2017年にニューモデルとして登場したのがレブル250です。

エンジンはCBR250R譲りのスポーツエンジンをチューニングしてアメリカンバイクの乗り味に合わせたもの。

低いシートや軽い車体、さらに現代風なフォルムなどが注目され、アメリカンバイクが国内ラインナップから減少していたこともあって一躍人気モデルとなりました。

単気筒エンジンのおかげで車体はスリムになっており、アメリカンバイクらしからぬ軽快なフットワークを実現しています。

また、燃費がよく、疲れにくい自然なポジションで乗れるため、街乗りからロングツーリングまでこなせる万能アメリカンとなっています。

ヤマハ・ドラッグスター250(生産終了モデル)

最後まで「アメリカンらしさ」を貫いた名機

yamaha・ドラッグスター250

yamaha・ドラッグスター250

エンジン/燃料供給装置

空冷V型2気筒/キャブレター

最高出力/最高トルク

20ps/1.9kgf・m

車体重量

160kg

シート高

670mm

250㏄クラスでは数少ない空冷Vツインエンジンを搭載したアメリカンバイクです。

兄弟モデルのドラッグスター400や1100の車体重量は重量級の部類に入りますが、この250の車体重量は160kgときわめて軽く、その取っつきやすさから2000~2017年の間、人気モデルとして販売されていました。

他社が性能や効率を重視して水冷エンジンを採用する中、あえて空冷エンジンの美しい造形を維持し続けたモデルで、250㏄クラスの中でもっともアメリカンらしい存在だといえるでしょう。

他社の250㏄アメリカンの多くは2007年前後に生産を終了しましたが、このドラッグスター250だけはマイナーチェンジを繰り返しながら2017年まで生産されていました。

そうした理由から中古車の在庫が豊富で、比較的新しい年式の個体が購入できるオススメの1台です。

ホンダ・Vツインマグナ(生産終了モデル)

伝統のVT系エンジンを搭載した頼れる相棒

honda・Vツインマグナ

honda・Vツインマグナ

エンジン/燃料供給装置

水冷V型2気筒/キャブレター

最高出力/最高トルク

27ps/2.3kgf・m

車体重量

184kg

シート高

690mm

驚異的な耐久性を誇るホンダ・VTシリーズの水冷Vツインエンジンを搭載したアメリカンモデル。中低速のトルクを重視し、さらに鼓動感も持たせたセッティングになっています。

当時のアメリカンバイクの中ではパワフルなエンジンと大柄な車体が注目を集め、人気モデルとなっていました。

片側2本出しのメガホンマフラーや、目を引くディッシュ(=皿)ホイールの採用などにより、ノーマル状態ながらカスタム感を演出した作りもVツインマグナの特徴だといえるでしょう。

カワサキ・エリミネーター250V(生産終了モデル)

1万3千までキッチリ回せ! 漢カワサキのカッ飛びアメリカン

kawasaki・エリミネーター250V

kawasaki・エリミネーター250V

エンジン/燃料供給装置

水冷V型2気筒/キャブレター

最高出力/最高トルク

35ps/2.4kgf・m

車体重量

186kg

シート高

690mm

アメリカンバイクといえば、低回転のトルクを使ったゆったりクルージングのイメージが強いもの。

ところがカワサキは97年、このイメージを覆すような超高回転・高出力の新型Vツインエンジンを搭載した異色のアメリカンバイクを投入しました。

このバイクは、他社のライバルモデルが20ps台だった時代に何と38ps/13,000rpm(99年の排ガス規制以降は35ps/12,500rpm)というスポーツバイク並みのハイパワーを誇っていました。

正統派アメリカンだったVツインマグナやヤマハのビラーゴ(ドラッグスター250の前身)の人気には一歩及びませんでしたが、パワー至上主義を貫くというカワサキの漢らしい姿勢に魅了された熱狂的なファンが多い車種です。

なお、並列2気筒エンジンを搭載した「エリミネーター250」もあり、こちらも40psという驚異的な高出力を誇っています。

が、デビューが1987年と古いため、これから購入する場合は新しいエリミネーター250Vを選んだ方が安心かもしれません。

400ccクラス

400ccクラスのオススメアメリカンバイクは、こちらです。

  • カワサキ・エリミネーター/エリミネーターSE
  • ホンダ・スティード400
  • ヤマハ・ドラッグスター400
  • ロイヤルエンフィールド・メテオ(350)

カワサキ・エリミネーター/エリミネーターSE

国内アメリカンバイクの最注目株

kawasaki・エリミネーター

kawasaki・エリミネーター

エンジン/燃料供給装置

水冷並列2気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

48ps/3.8kgf・m

車体重量

176kg

シート高

735mm

2023年の大阪モーターサイクルショーで世界初公開されたニューモデルで、現行の国内400㏄クラスでは唯一のアメリカンバイクとなっています。

エンジンはニンジャ400シリーズの水冷並列2気筒を中低速域を強化したもの。

ポジションは従来のアメリカンと異なり、ステップ位置を手前に設計したことで、積極的にステップワークを使ったコーナリングが可能になっています。

シート高はノーマルで735mmですが、オプションで715mmのローシートと765mmのハイシートも用意されています。

注目すべきはスマートフォンと連動可能なメーターに加えて、ETCユニットが標準装備されている点です。

さらに、上級グレードの「SE」は、ヘッドライトカウルやフォークブーツのほか、GPS対応型のドライブレコーダー(前後2ヶ所)と防水設計のUSB Type-C電源ソケットまで標準装備しています。

なお、税込み価格はSTDが75万9,000円、SEが85万8,000円。約10万円の差額でこれだけの装備が付いてくると考えると非常におトクですね。

ホンダ・スティード400(生産終了モデル)

90年代アメリカンブームの火付け役

honda・スティード400

honda・スティード400

エンジン/燃料供給装置

水冷V型2気筒/キャブレター

最高出力/最高トルク

31ps/3.3kgf・m

車体重量

215kg

シート高

670mm

イージー・ライダーのブームから約20年後の1990年代、再びアメリカン人気が高まります。スティード400のデビューはそれより少し早い1988年。

当時はレーサーレプリカ全盛期のため人気が振るわなかったスティードでしたが、レプリカブームの終焉とともに注目され始め、ホンダのベストセラーになりました。

その理由は、Vツインエンジン、ロー&ロングの車体、アップライトなポジション、リジッド(風)サスペンションなど、いわゆる「ハーレーに似たスタイル」を初めて忠実に再現したバイクだったからです。

また、スティードには、フロントフォークのバネがむき出しになった「スプリンガーフォーク」という珍しいスタイルの「スティード400スプリンガー」もあるので、カスタム感が強いアメリカンバイクに乗りたい人にはそちらもオススメです。

ヤマハ・ドラッグスター400(生産終了モデル)

400㏄アメリカンの優等生として君臨

yamaha・ドラッグスター400

yamaha・ドラッグスター400

エンジン/燃料供給装置

空冷V型2気筒/キャブレター

最高出力/最高トルク

30ps/3.2kgf・m

車体重量

234kg

シート高

660mm

スティード400のライバルとして1996年に登場したアメリカンバイクがドラッグスター400です。

軽快に乗れるドラッグスター250と違い、400は大柄かつ重量のある車体を持っていました。

また、リヤサスペンションを外から見えないように配置した「リジッドフレーム風」の車体構成を持っていたことも250との相違点ですね。

しかし何よりも注目されたのは、スティードの水冷エンジンに対し、ドラッグスターは空冷エンジンを採用していたこと。

エンジンの造形や、有機的かつ自然なエンジン音を求めるライダーにこの空冷エンジンは強く支持され、根強い人気を得たまま2017年まで製造されていました。

ロイヤルエンフィールド・メテオ(350)

海の向こうからやってきた350㏄アメリカン

royalenfield・メテオ350

royalenfield・メテオ350

エンジン/燃料供給装置

空冷単気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

約20ps/約2.7kgf・m

車体重量

191kg

シート高

765mm

かつてイギリスで誕生したロイヤルエンフィールドは、現存する中で世界最古のオートバイブランドです。

現在はインドに拠点を移していますが、インドとイギリスの両方に開発研究センターを設立しています。

メテオ350は、349cc空冷シングルエンジンを搭載するネオクラシックモデル。ネイキッドとアメリカンの中間のようなポジションで、どんなシチュエーションでも気軽に乗り出せるフレンドリーさが魅力です。

クラシカルな見た目に反して最新機能も装備。スマホとリンクできる便利なトリッパーナビゲーションを標準装備するなど、ツーリングがより楽しくなる機構を備えています。

タンクはカラフルな全7色から選択可能です。

大型クラス

400cc以上の大型クラスのオススメアメリカンバイクは、こちらです。

  • ヤマハ・ボルトR
  • ホンダ・レブル500
  • ホンダ・レブル1100
  • ハーレーダビッドソン・ナイトスター

ヤマハ・ボルトR

現行国内バイク唯一の空冷Vツイン

yamaha・ボルトR

yamaha・ボルトR

エンジン/燃料供給装置

空冷V型2気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

54ps/8.2kgf・m

車体重量

252kg

シート高

690mm

2013年にデビューしたボルトRは、10年以上販売を続けているロングセラーモデルです。

一般的なアメリカンバイクに採用されるロー & ロングスタイルではなく、ボバースタイルを踏襲している点が特徴ですね。

ポジションはネイキッドに近いスポーティなもので、コーナリングを積極的に楽しめ、またツーリング時に腰に負担が集中しにくいといった利点もあります。

今では貴重な現行空冷Vツインエンジン搭載車ですので、欲しい人はお早めに。

ホンダ・レブル500

より迫力あるレブルを求める人に

honda・レブル500

honda・レブル500

エンジン/燃料供給装置

水冷並列2気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

46ps/4.4kgf・m

車体重量

191kg

シート高

690mm

大人気のレブル250と同時に発売されたレブル500。250と同じボディサイズ・スタイリングでありながら2倍の排気量を誇るアメリカンバイクとして注目されました。

190kg強の車体重量は大型バイクの中では軽量な部類に入り、また足つき性が良好であることから250と並んで人気モデルとなっています。

ホンダ・レブル1100

honda・レブル1100

honda・レブル1100

エンジン/燃料供給装置

水冷並列2気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

87ps/10.0kgf・m

車体重量

223kg

シート高

700mm

また、CRF1100アフリカツインのエンジンをモディファイして搭載したレブル1100もあります。

こちらはクラッチ操作が不要なDCT(デュアルクラッチトランスミッション)車が設定されるほか、パワーモード、トラクションコントロール、エンジンブレーキ制御の電子制御を搭載するなど、最新の装備を持った車体構成となっています。

ハーレーダビッドソン・ナイトスター

本家アメリカンバイクのスタンダード

harley-davidson・ナイトスター

harley-davidson・ナイトスター

エンジン/燃料供給装置

水冷V型2気筒/フューエルインジェクション

最高出力/最高トルク

―ps/―kgf・m

車体重量

221kg

シート高

705mm

ナイトスターは、かつてハーレービギナーからベテランにまで熱烈に支持されていた「パパサン」ことスポーツスター883の後継モデルです。

空冷エンジンを搭載していた旧スポーツスターシリーズに代わって、ナイトスターは水冷エンジンを採用。

水冷エンジンならではの高出力化と高効率化を追求しつつ、空冷スポーツスターを連想させるオーソドックスなスタイリングを実現しています。

アメリカンバイク まとめ

川沿いのあるバイク

スタイリッシュに乗れてツーリングも楽しめるアメリカンバイクは、いかがでしたでしょうか?

その特徴を知ることで、よりレベルの高いバイク選びができるようになるはずです。

ライダー

スポーツバイクもいいけどアメリカンにも興味が出てきたなー

モトスポット

これからバイクの購入を考えている人は、下の記事も参考にしてね

バイクに乗るまでに知っておきたい知識を全て詰め込みました。

アメリカンバイクに似合うヘルメットやバイクにつけるお守り(ガーディアンベル)はこちらにまとめてあるので、カッコ良くアメリカンバイクに乗りたいと思っている人は参考にしてください。

モトスポットでは、他にもバイクやツーリングに役立つ様々な情報やサービスが無料で利用できます!

バイクをもっと楽しくする情報
> バイクに役立つ情報を見る

全国のライダーおすすめツーリングスポット検索
> ツーリングスポット探す

自動ツーリングルート作成ツール
> 自動ツーリング作成ツールを使う

誰でもツーリングブログ投稿
> みんなのツーリングブログを見る

この記事を書いた人

モトスポット公式アカウントです。バイクの役立つ情報を発信します。
公式記事は、複数人の実際のライダーが執筆担当しています。
専門的な内容の記事については、専門家に取材した情報をもとに作成しています。

コメント

コメント

名前

コメントを投稿する

他のバイク知識記事

オススメ記事