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バイク用品

バイク暑さ対策!夏ツーリングを快適にする方法&おすすめグッズ

バイク暑さ対策!夏ツーリングを快適にする方法&おすすめグッズのアイキャッチ画像

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投稿日 最終更新日

真夏のバイクってめちゃくちゃ暑いですよね…

自分はバイクに乗り始めて、今年で9回目の夏を迎えることになりますが、夏のジメジメした暑さは何度経験しても辛いです。

この記事では、少しでも夏のツーリングを快適にするために、自分が実践してきた方法とオススメグッズを紹介します。

暑い夏を快適に走りたい人は参考にしてください。

バイク暑さ対策の基本

暑さ対策の具体的な方法の前に、バイク暑さ対策の基本を6つ紹介します。

  • 直射日光の暑さ対策
  • バイクの発熱による暑さ対策
  • こまめな水分塩分補給
  • 汗を素早く乾燥させる
  • ライダーの体力強化
  • 適度な休憩をとる

具体的な暑さ対策グッズだけ知りたい人は、ここまで飛ばしてOKです。

直射日光の暑さ対策

真夏の直射日光対策は、2つです。

  • できるだけ肌を露出させない
  • 日陰で停車・走行する

暑いからと言って半袖半ズボンで走ると強い日差しで肌が熱せられ、体温が急上昇します。

半袖半ズボンは、走行中の風が気持ちいいですが、走っていようがいまいが日光の強さは変わりません。

体温上昇は、熱中症や日射病にもなりかねないので、長袖長ズボンを着て肌は露出しないようにしましょう。

適切な長袖長ズボンを着ることで半袖半ズボンより快適に走ることができます。

二つ目は、日陰で停車・走行することです。

直射日光に当たらないようにできるのもそうですが、日陰の方が日向より20℃も道路温度が低いそうです。

その結果、体感温度が7℃低くなります。

気温30℃の日なら、日陰に入るだけで体感温度は23℃まで下がります。

  • 走行中、左に日陰があるならちょっと寄って走る
  • 停車時に車間を詰めすぎず日陰でうまく停車する

常に日陰があるわけではないですが、少し意識するだけで快適さはグッと上がります。

ただ、日陰に意識を集中しすぎて運転がおろそかにならないように注意してください。

無理は禁物です。

バイクの発熱による暑さ対策

バイクのエンジン周りの発熱による暑さ対策は、2つです。

  • 熱を遮断、軽減できる素材のパンツを着用する
  • エンジンをより冷やせるクーラントを使用する

直射日光対策とも被りますが、エンジンの熱を遮断できるよう長ズボンを履きましょう。

熱の遮断性能は皮が良いですが、夏場の皮は蒸れるので、夏用のメッシュのものを履くと良いです。

バイク用のメッシュパンツは、エンジン付近は遮熱性の高い厚手の生地、他はメッシュ生地で通気性を確保しています。

そのため、一般的なパンツより圧倒的に快適になります。

二つ目は、クーラントを変えることです。

冷やすことに特化した夏専用クーラントを使用することで、より効率的にエンジンを冷やし足回りからの熱気を軽減することができます。

詳しくは後半で紹介します。

適度な休憩をとる

バイクで一度走り出すと、1時間、2時間走り続けることってありますよね。

トイレ行きたいけど、止まるの面倒くさいと思ったりすることも。

走りに集中していると体の不調に気づきにくいです。

夏場は特に体力を消耗するので、辛いと感じる前に休憩を取るようにしましょう。

日陰で5分休む、コンビニのクーラーで涼む。

これだけでもだいぶ楽になります。

汗を素早く乾燥させる

汗はかくだけで体温を下げてくれると思われがちですが、汗は乾くことで体温を下げてくれます。

これは汗が気化する時に気化熱で体温を奪うからです。

夏にバイクで走る時は、速乾性素材の服や風通しの良いメッシュを着ることでしっかりと汗が乾くようにしましょう。

また、汗をかいたままというのは不快ですよね。

暑さ対策だけでなく、快適に走るためにも汗が乾きやすい服装を意識しましょう。

こまめな水分塩分補給

バイクに乗っているとヘルメットや服が汗を吸収して走っている間に乾いていくので気付きにくいですが、自分が思っている以上に汗をかいています。

休憩ついでに水分と塩分は、しっかり取るようにしましょう。

水分は一度に大量に飲むのではなく、少量を何度も飲むようにすると良いです。

汗は乾燥する時に体温が下がると書きましたが、水分補給をしないと汗が出なくなります。

汗が出なくなると気化熱で体温を下げられなります。

この流れがあるので、水分補給は結果として暑さ対策になります。

また、水分だけでなく、塩分も忘れずに摂取しましょう。

夏は暑さ対策だけでなく、熱中症対策も必須です。

水分塩分補給は熱中症対策にもなります。

熱中症対策についてもっと知りたい方は、厚生労働省のページにまとまっているので参考にしてください。

熱中症予防のための 情報・資料サイト|厚生労働省

ライダーの体力強化(暑さ慣れ)

ここまで色々書きましたが、結局最後は自分の体力が必要になります。

体力といっても筋肉をつけるとかではなく、暑さで疲れにくくなろうということです。

これは慣れや日々の生活習慣による部分が大きいです。

  • 睡眠不足
  • 栄養不足
  • クーラーの使い過ぎ
  • 自律神経の乱れ(ストレス)
  • 普段汗をかない

などがあります。

つまり、夏バテ対策をしようということです。

ツーリング前はしっかりと寝て、しっかりと食べて、クーラーは程々にしましょう。

普段、汗を全くかかない生活をしている人は、急に汗をかくとそれだけで疲れます。

夏は、毎日少しでも外に出て暑さに慣れると良いです。

頭の暑さ対策

ヘルメットは頭や顔に密着するので空気の流れが悪く、熱がこもりやすいです。

できるだけ肌に直接密着させず、空気の流れをよくしてあげることが頭の暑さ対策になります。

顔むき出しヘルメットはNG

「顔に密着するなら半ヘルにすればいいじゃない」は、NGです。

風を感じたい気持ちは分かりますが、ヘルメットは身を守るための防具です。

半ヘルは被っていないのと同じです。

暑さ対策として半ヘルは事故時のリスクが大きすぎます。

フルフェイス、せめてジェットにしましょう。

フルフェイスでも次に紹介する方法と組み合わせることで相当快適になります。

ヘルメットベンチレーションライナー

頭の暑さ対策として、最も効果があるのが、ヘルメットベンチレーションライナーです。

ヘルメットの中に入れることで、ヘルメットと頭の間に隙間を作ります。

この少しの隙間があるとないとでは、驚くほど涼しさが変わります。

ヘルメットについているベンチレーションだけでは頭部に密着している箇所を冷やすことはできませんが、隙間を作ることで、頭全体が涼しくなります。

また、涼しいだけでなく、髪型が崩れにくかったり、ヘルメットと頭を清潔に保つことができます。

暑さ対策をしたい人はもちろん、ヘルメットで髪型が崩れるのが嫌という人や清潔感を保ちたいという人にオススメです。

ヘルメットインナーキャップ

インナーキャップは、頭部からの汗を吸収し乾燥を促進させる効果があります。

上で紹介したヘルメットベンチレーションライナーと組み合わせることで、効果が劇的に増えます。

インナーキャップで汗を吸収し、ベンチレーションライナーで風を取り込み乾燥させる。

この流れが最強です。

もちろんインナーキャップだけでも効果はありますが、ぜひ組み合わせて使ってみて欲しいです。

インナーキャップには、頭部のみタイプと首の後ろまで覆ってくれるタイプがあります。

首まで覆ってくれるタイプは、首への直射日光を防いでくれます。

たまに首の後ろだけ異常に日焼けしている人っていますよね。

アレを防いでくれます。

首には太い血管が通っており、首に日光が当たると体温が上がります。

体温上昇を防ぐためにも首まで覆ってくれるタイプがオススメです。

フェイスマスク

インナーキャップは頭部や首の後ろをカバーするものでしたが、フェイスマスクは顔全体を覆うタイプのものです。

汗は当然顔からも出ます。

速乾性のフェイスマスクを使用した方が汗は素早く乾燥し、涼しくなります。

「顔全体を覆うとなんか暑そう」と思うかもしれませんが、夏用の薄い生地のものなら問題ありません。

最近では冷感素材で作られてものもあり、夏でも快適に使えます。

フェイスマスクは暑さ対策だけでなく、ヘルメット全体を清潔に保ったり、嫌な匂いを遮断してくれます。

フェイスマスクを使わないと顔から出た汗は当然ヘルメットのインナーに吸収されますが、汗は雑菌だらけです。

夏の暑さと相まってヘルメット内は雑菌だらけ、嫌な匂いの原因になります。

ヘルメットに汗を溜め込まないためにも、是非使って欲しいです。

ヘルメットはこまめに洗う

ヘルメット、ちゃんと洗っていますか?

これは暑さ対策というよりも、快適にバイクに乗るための方法ですが、上で説明した通りヘルメットは顔の汗を吸収しています。

仮にフェイスマスクをつけていたとしても汗はヘルメットに蓄積されていきます。

肌に密着しているということは、それはもう肌着と同じです。

パンツや靴下は、毎日着替えて洗いますよね?

ヘルメットも洗いましょう。

流石にヘルメットを使うたびに毎回洗うのは大変ですが、夏場なら4,5回に1回は洗った方がいいです。

洗濯用中性洗剤で簡単に洗えます。

ARAIのページにヘルメットメンテナンス方法がまとまっているので、参考にしてください。
https://www.arai.co.jp/jpn/support/faq/maintenance.pdf

 

毎回洗うとまではいかなくとも、せめて洗浄剤は使いましょう。

衣類だとファブリーズとかが有名ですが、ヘルメット専用の洗浄剤があるので、こちらがオススメです。

ヘルメットを使った後に、一吹して乾燥させるだけで、汗や皮脂の嫌な匂いがなくなります。

ベタつきもなく、いい香りで最高にいい気分でツーリングに出かけられるようになります。

上半身の暑さ対策

次に、上半身の暑さ対策方法を紹介します。

脇や胸、背中など上半身も非常に汗をかきやすく熱がこもりやすいです。

しっかりと対策して快適なツーリングにしましょう。

インナーウェア

インナーウェアを着用せずに直接Tシャツを着ている人、多いのではないでしょうか。

汗を吸収して乾燥させることで体温が下がるということは先ほども書きましたが、速乾性のインナーウェアを着ることで効率的に体を冷やすことができます。

  • 速乾性
  • 冷感素材
  • 長袖
  • 首までカバー

これらの条件を満たしているものが、特にオススメです。

首元までカバーしてくれるものを選ぶことで、首の日焼け防止にもなります。

肌に直接触れる衣服なので、インナーウェアは、ツーリングの快適さに直結します。

着る枚数が多くなると暑くなりそうと思うかもしれませんが、逆です。

インナーウェアは、むしろ涼しくなります。

まだ着たことない人は是非着てみてください。

メッシュジャケット

メッシュジャケットは、夏にバイク乗るなら必須アイテム!

メッシュ素材なので通気性が抜群で涼しいのはもちろん。

バイク用ということで、肩・肘・背中・胸にプロテクターが入れられます。

ヘルメット着用は義務ですが、体のプロテクターは義務ではないので、つけていない人も多いのではないでしょうか。

安全性を考えると体のプロテクターもつけるようにしましょう。

バイク用メッシュジャケットならバイクの運転に支障なく、しっかりとガードしてくれます。

夏に快適・安全に走るためにメッシュジャケットはオススメです。

アームカバー

ここまで長袖を着るだとかメッシュジャケットを着るだとか書きましたが、どうしても半袖で走りたい!という人もいると思います。

そういう人には、アームカバーがオススメです。

簡単に脱着できるので、走る時だけ着けてバイクから降りたらサッと外せばOKです。

外した後も全くかさばらないので、邪魔になりません。

これがあるだけで、腕の日焼けや体温上昇を抑え、汗の乾燥を促進してくれるので、圧倒的に涼しく快適になります。

袖エアーインテーク

上半身の通気性を確保するなら、メッシュジャケットが最強ですが、デザインや仕事の都合などでどうしても別の服を着ないといけないという人もいると思います。

そういう人には、袖エアーインテークがオススメです。

袖に装着すると、空気を取り入れる隙間を作ってくれる便利アイテムです。

どんな服でも装着できるので、好きな服を着て快適に走れるようになります。

風の取り入れ口は細かなメッシュ構造になっているので、虫やゴミが入らないようになっています。

これで腕から肩あたりまで風が入るので、だいぶ快適になります。

ただ、着る服にもよりますが、胸や背中までしっかりと風が回らないので、その辺りにどうしても暑さを感じます。

真夏でも効果はありますが、最も活用できるのは、初夏や残暑でメッシュジャケットを着るほとではないけど少し暑い程度の時に使うのがオススメです。

かさばるものでもないので、とりあえず一つバッグに忍ばせておくと便利ですよ。

ファン付き空調服

ファン付き空調服は、その名の通り、ファンが付いた服のことです。

真夏の工場で作業する時によく使われていますが、最近では、アウトドア向けのオシャレなデザインの空調服も安く手に入るようになりました。

バイクで走行中はメッシュジャケットで十分涼しいですが、信号待ちなどの停車中は全く涼しくありません。

空調服ならファンが常に風を送り込んでくれるので、停車中でも涼しいです。

  • 渋滞が少ない郊外のツーリングなら、メッシュジャケット
  • 渋滞が多い通勤通学などなら、空調服

のように使い分けると良いです。

空調服だけでも十分涼しいですが、袖エアーインテークと組み合わせることで、腕、肩、背中、胸全体に風がしっかりと行き渡るのでより快適になります。

冷感スプレー

暑い時に体や服に吹きかけると一気に涼しくなるスプレーです。

消臭・皮脂吸着効果があるものがオススメです。

汗や皮脂でベタついた体がサラサラ快適になります。

ツーリング先で休憩中にサッひと吹きするだけで涼しくなります。

スプレーが大きくて持ち運びにくいという場合は、小さなスプレーに詰め替えて持ち運ぶと便利です。

注意点として、涼しく感じますが、実際に体温が下がっているわけではありません。

あくまで体感として涼しいだけですので、熱を逃す工夫は別にする必要があります。

メッシュジャケットや袖エアーインテークなどと組み合わせて使うようにしましょう。

ハッカ油

ハッカ油も効果としては冷感スプレーと同じです。

水とエタノールで薄めて体に吹きつけることで涼しくなります。

ハッカ油で清涼スプレー(200mL)の作り方

  1. スプレーボトルに、エタノールを20mL入れる
  2. ハッカ油を10~20滴ほどいれる
  3. 水を180mL入れる(精製水だとなお良い)

ハッカ油は油なので、水には溶けません。

そのため、エタノールに溶かしてから水で薄めて使うのが効果的です。

水も水道水だと不純物が含まれているので、精製水を使うとなお良いです。

スプレーボトル、ハッカ油、エタノール、精製水、全て安価で購入できます。


無水エタノール 500ml


スプレーボトル 200ml


古河薬品工業(KYK) 高純度精製水クリーン&クリーン 2L

ハッカ油も200mLのスプレーなら10滴程度で済むので、めちゃくちゃ作れます。

一度材料を購入すれば、毎日使っても一夏は余裕で持ちます。

自分は夏に2ヶ月間、日本一周した時に持っていきましたが、余りました。

ハッカ油の量の増やせば清涼感がアップするので、既製品の冷感スプレーで満足できない人は、ハッカ油スプレーがオススメです。

入れすぎると痛いくらい冷たくなるので要注意です(笑)

また、ハッカには虫除け効果があります。

夏に山や林にツーリングに行く人は多いと思いますが、ハッカ油スプレーをしておけば、涼しいだけでなく、虫除けになります。

これも嬉しいポイントですね。

岡山にツーリング行った時にカメムシが大量発生しているホテルに泊まったことがありましたが、ハッカ油スプレーを部屋に数回吹いただけで、カメムシがいなくなりました。

ただ、ハッカ特有のスーッとする匂いがあるので、ハッカの匂いが苦手な人は無香料の冷感スプレーの方がいいかもしれません。

暑さ対策と虫除け効果が欲しい人には、ハッカ油がオススメです。

下半身の暑さ対策

次に、下半身の暑さ対策について紹介します。

下半身は、エンジンに近く、熱せられたアスファルトからの熱気も受けることになるので、非常に熱がこもりやすいです。

お尻や太ももは常にバイクと密着しているので、蒸れやすく風通しをよくすることが暑さ対策になります。

インナーウェア

頭や上半身でも触れましたが、汗を吸収乾燥させるためには、インナーウェアが欠かせません。

長ズボンタイプのインナーウェアを着用して下半身の汗もしっかりと乾燥させてあげましょう。

一枚多く履くと暑くなると思われがちですが、汗の蒸発がよくなるので、結果として涼しくなります。

汗のベタつきも感じなくなるので、快適性もアップします。

夏用の速乾冷感タイプがオススメです。

メッシュパンツ

バイク専用のメッシュパンツはバイクに乗ることを想定して作られているので、一般的なメッシュパンツより圧倒的に快適になります。

具体的には、全てがメッシュ素材ではなく、太ももやふくらはぎの内側、お尻の部分は厚手の生地、その他はメッシュになっていることが多いです。

太ももやふくらはぎの内側を厚手にすることでエンジンの熱を遮断し、足が熱くなるの防いでくれます。

お尻もシートで擦れるため、耐久性を考慮して厚手の生地になっていることが多いです。

ただ風通しをよくするというだけでなく、バイク特有の熱の遮断や耐久性がしっかりと考慮されています。

もちろん、ひざやお尻部分にプロテクターが入っているので、安全性も確保されています。

夏バイクに乗る際は、快適さ・安全さの観点からもメッシュパンツを履くことをオススメします。

メッシュシートカバー

バイクにずっと座っているとお尻が蒸れますよね。

たまに立ち乗りしてお尻を冷やしたりすることもありますが、常に立ち続けるわけにもいかず…

そんな時に活躍するのがメッシュシートカバーです。

シートの上にメッシュ素材のカバーを乗せるだけです。

5mm程度の厚さですが、この隙間があると無いとでは、快適さに天と地ほどの差があります。

めちゃくちゃ風通りが良くなります。

これなら座っていても常にお尻の下に風が入ってくるので、蒸れることはなくなります。

お尻の蒸れが気になっている人は、是非使ってみてください。

首・手・足の暑さ対策

ここまで頭、上半身、下半身と大きな部位についての暑さ対策について紹介しましたが、首、手先、足先の末端の暑さ対策も紹介します。

冷感ネックカバー

首の暑さ対策として簡単にできて有効なのは、ネックカバーをつけることです。

頭の暑さ対策でも少し触れましたが、首には大きな血管通っており、直射日光が当たることが体温がどんどん上昇してしまいます。

ネックカバーで直射日光を防ぐことで、首だけでなく体全体の暑さ対策にもなります。

首までカバーされているヘルメットインナーキャップやインナーシャツを着用しない場合は、ネックカバーをつけると良いです。

あごから首にかけての汗を吸い取ってくれるので、シャツの首回りが汗でベチャベチャになるのも防いでくれます。

ジャケット脱いで首回りだけ濡れてたらカッコ悪いですからね。

また、首に突撃してくる虫が直接肌に当たるのを防いでくれる防具としての機能もあります。

(小さな虫がまとまって飛んでいるところに突っ込むとヘルメットが虫だらけになりますが、当然首にも突撃してくるわけで…)

冷感素材で速乾性のものがオススメです。

メッシュグローブ

手の暑さ対策はメッシュグローブ一択です。

夏に冬用グローブをつけている人はいないと思いますが、風通しが重要なので、しっかりと風が通るメッシュグローブを使うようにしましょう。

グローブするくらいなら素手の方が涼しいという人もいるかもしれませんが、以下の点で素手はオススメしません。

  • 直射日光で体温上昇
  • 日焼け
  • 汗が滑る
  • 怪我のリスクが大きい

暑さ対策の基本は、直射日光を避けることですので、肌の露出はできるだけ避けましょう。

手はハンドル・アクセル・ブレーキ・ウインカーなど様々な細かい操作をするので、汗で滑るのは命取りになります。

転倒時の怪我のリスクも大きいので、プロテクター付きのメッシュグローブを着用するようにしましょう。

手先の暑さは体と比べると気にならないことが多いので、他の対策はしなくていいと思います。

どうしても暑い人は、手の甲に冷感スプレーかハッカ油スプレーをすると涼しくなります。

五本指ソックス

夏場は靴の中も結構蒸れますよね。

バイク用ブーツは通気性が悪いものが多いので、対策が大変ですが、意外に効果があるのが五本指ソックスです。

足で最も蒸れやすいのは、指の隙間です。

普通の靴下は指同士がくっつきあっているので、汗が生地に吸収されず、蒸れてしまいます。

五本指ソックスであれば、指1本1本が独立しているので、汗がしっかりと吸収され、蒸れにくくなります。

指の間をしっかりと乾燥させてあげることで、暑さ対策だけでなく、ニオイや水虫対策にもなります。

また、休憩中はこまめに靴を脱いで足と靴の中に空気を触れさせてあげるのも効果的です。

バイク本体の暑さ対策

ここまで自分の体の暑さ対策について紹介しましたが、バイク側の暑さ対策も紹介します。

一番最初にも書きましたが、バイクはガソリンを燃やしているので、熱を発しています。

この熱を取り除いてあげることで、ライダー自身の暑さ対策にもなります。

夏専用クーラント

水冷エンジン場合、熱を取り除いてくれているのはクーラント(冷却水)ですが、クーラントにも種類があります。

クーラントは氷点下でも凍らないように添加剤が入っており、その成分によって冷却性能や凍結温度が変わります。

暑さ対策としては、冷却性能が高いクーラントがオススメですが、凍結温度が高い場合があるので、地域や季節によって変える必要があります。

ここでは、これを使っておけば間違いないというメジャーオススメクーラントをまとめておきます。

商品名 冷却性能 凍結温度 容量 価格

キジマ PG55RC
-40℃ 2.2L 3,800円

ワコーズ HEAT BLOCK PLUS
-12℃ 4L 5,500円

ワコーズ HEAT BLOCK
極高 0℃ 2L 2,200円

自分の使用地域で凍結温度を下回らない範囲のものを選択してください。

ワコーズ HEAT BLOCK PLUSが性能も高く、人気もあるクーラントなので、-12℃を下回らない地域ならこれを使っておけば間違い無いです。

ワコーズ HEAT BLOCK PLUSでも十分ですが、もっと冷やしたいという人は、ワコーズ HEAT BLOCKを使ってみるのもアリです。

ワコーズ HEAT BLOCKはレーシング用なので、超高回転でもしっかり冷却できる性能になっています。

ただ、凍結温度が0度なので、夏だけで使って冬は別のものに交換するなど、季節によって使い分ける必要があります。

 

 また、クーラントは交換不要と思っている人も多いかと思いますが、沸騰を防ぐ消泡剤や防さび効果は、2年程度で効果が消えてしまいます。

効果が消えてしまうと、ラジエータホース周りに白い跡がついたり最悪クーラントが吹き出すそうです。

参考:2りんかんブログ

冷却性能に困っていなくとも、2年以上交換していない人は、交換しておいた方が安心です。

交換するのが面倒くさいという人は、交換せずに性能を復活させる「クーラントブースター」というものもあります。

これはラジエータに入れるだけなので、非常に簡単に冷却性能を復活させることができます。

価格も1,700円とそこまで高く無いので、とりあえずこれを入れてみるのもアリです。

こまめな休憩と水分・塩分補給

体やバイクの暑さ対策をしても、人間は疲労するものです。

こまめな休憩と水分・塩分補給はしっかりと行いましょう。

疲労と暑さを溜め込みすぎないことが夏のバイクツーリングを快適にする方法です。

バイクの暑さ対策 まとめ

今回は、夏のバイク暑さ対策について紹介しました。

改めて今回紹介した方法についてまとめておきます。

それぞれオススメグッズへのリンクを貼っておきますので、参考にしてください。

頭の暑さ対策

上半身の暑さ対策

下半身の暑さ対策

首・手・足の暑さ対策

バイクの暑さ対策

しっかりと暑さ対策をして今年の夏も快適で楽しいバイクライフを共に送りましょう!

この記事を書いた人

モトスポット公式アカウントです。バイクの役立つ情報を発信します。
公式記事は、複数人の実際のライダーが執筆担当しています。
専門的な内容の記事については、専門家に取材した情報をもとに作成しています。

コメント

ユーザー

2022-08-22 01:18:58

参考になります!

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モトスポット

2022-08-22 01:19:40

ありがとうございます!

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