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バイクにかかる費用は?免許取得からバイク購入・年間維持費まで徹底解説
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免許取得費用、税金、ヘルメットや装備代・・・バイクって結構お金かかりそうだなぁ
そうだね、バイク本体以外にも整備したり、車検をしたりと色々お金がかかるよ
バイクを所有するとなると、当然ですが維持費がかかります。
では、バイクにかかるトータルの費用はいったいどのくらいなのでしょうか。
今回は、免許の取得費用やバイクの購入費用、年間維持費など、バイクにかかる費用についてまとめました。
これからバイクに乗ろう!と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
バイクに乗りたいけどあまりお金に余裕がない・・・
維持費を抑えるコツについても解説するよ!
【結論】250cc:34万円、400cc:40万円
初めに、全て計算した結果を載せておきます。
バイク本体以外で購入時にかかる金額と年間維持費、装備費用、免許取得費用の合計です。
排気量 |
50㏄~125cc |
250cc |
400㏄以上 |
バイク購入時の諸費用 |
2万円 |
4万円 |
6万円 |
年間維持費 |
12万円 |
14万円 |
18万円 |
ヘルメットなどの装備費用 |
3万円 | ||
免許取得費用 |
13万円 |
||
合計 |
30万円 |
34万円 |
40万円 |
車体価格40万円の250ccバイクなら、1年目は40 + 34 = 74万円くらい必要ってことだね
2年目以降は、年間維持費の14万円だけかかっていくイメージだよ
詳しい内訳まで知らなくても大丈夫!という人は、この続きは読まなくてもOKです。
費用の大半を占める「免許取得費用」と「年間維持費」を安く済ませる方法だけ知りたいという方は、ここまで飛ばして下さい。
初心者がバイクに乗るまでに知っておくべきことを全てまとめた記事があるので、バイクに乗ろうと思っている人は、絶対参考にして下さい。笑
初心者がバイクに乗るまでに知っておくべきこと!ゼロからバイクで走るまでの流れを徹底解説
バイクに乗るのに必要な費用の内訳
バイクに乗るために必要な費用の内訳は次の通りです。
- バイク購入費用(車両本体価格と諸費用)
- 年間維持費
- ライディングギア購入費用
- 免許取得費用
基本的にこの4つですが、走行すると当然ガソリン代や高速料金などもかかります。
「バイクに乗るのにこんなにかかるなんて知らなかった・・・」とショックを受けないためにも、バイクにかかる費用をしっかり把握しておきましょう。
バイクを購入するには「車両本体価格」と「諸費用」が必要
バイクを買うときは「車両本体価格」に加えて次のような諸費用がかかります。
- 納車整備手数料
- 登録手数料
- 自動車重量税(排気量125cc超のバイク)
- 自賠責保険(強制保険)
- 任意保険など、その他の費用
かかる諸経費の合計は、2~7万円ほどです。
排気量 |
諸費用の目安 |
50㏄~125cc |
2万円前後 |
250㏄ |
4〜5万円前後 |
400㏄ |
6~7万円前後 |
「バイク本体価格」+「税金」+「保険料」+「手数料」がいわゆる「乗り出し価格」です。
たとえば「本体価格(販売価格)80万円」のバイクを買う場合、「80万円+諸費用」を用意しなければいけません。
予算80万円で、本体価格80万円のバイクは買えないから要注意だよ
ここではバイクを購入するときにかかる諸費用について簡単に説明していきます。
納車整備手数料(納車点検手数料)
納車整備手数料は、納車にあたってショップ側が行う整備にかかる費用です。
安心してバイクを走らせるための整備であり、中古のバイクだけでなく新車のバイクでもきちんと整備を行う必要があります。
納車整備では、バッテリーやチェーン、ミラー、タイヤやマフラーなどさまざまな箇所を点検・清掃するのが一般的です。
整備内容や納車整備手数料の金額はバイクショップにより異なります。
どんな整備を行うのか、また費用がどのくらいなのか気になる方は、契約前に確認しておくとよいでしょう。
本体価格に納車整備手数料が含まれているケースもあるよ
登録手数料
登録手数料は、ナンバープレート(ナンバー)の取得や名義登録の代行にかかる手数料です。
排気量251cc以上のバイクの場合は車検が必要となり、ショップに依頼すると車検代行の手数料もかかります。
自分で役所や陸運局に行って手続きすることもできますが、初めてで不安な方や時間がない方はバイクショップに依頼すると安心です。
納車整備手数料と登録手数料を合わせて“手数料”としているショップもあるから、見積もり内容をしっかり確認しておこう
自動車重量税(126cc以上)
自動車重量税は、排気量126cc以上のバイクにかかる税金です。
自動車の場合は重量によって税額が異なりますが、バイクの場合は排気量で税額が異なります。
また、排気量と初年度登録からの経過年数に応じて「支払いタイミング」や「税額」が異なるので注意しましょう。
バイクの排気量ごとの自動車重量税は以下の通りです。
排気量 |
支払いタイミング |
税額 |
125㏄以下 |
なし |
なし |
126cc~250cc |
新車登録時の1回だけ |
4,900円 |
251㏄以上 |
新車登録時 |
5,700円(次の車検までの3年分) |
車検時 |
3,800円(2年分※新車登録から12年目まで) |
|
車検時 |
4,600円(2年分※新車登録から13年~17年目まで) |
|
車検時 |
5,000円(2年分※新車登録から18年目以降) |
※2024年5月時点での税額です。
126cc~250ccのバイクの場合、自動車重量税を支払うのは「新車購入時(新車登録時)」の1回だけです。
250㏄を超えるバイクの場合は「新車購入時(新車登録時)」に3年分を一括で支払い、「登録後」は2年ごと(車検のタイミング)に2年分を支払う必要があります。
新車だけ3年なのは、新車の初回車検が3年後だからです。
その後は、2年ごとに車検が必要になります。
250ccのバイクなら、最初に4,900円払って、あとは払わなくていいんだね
251cc以上は、12年目までは安くて、それ以降は高くなるよ
このほか、251㏄以上のバイクは、新車登録の際に証紙代や印紙代(数百円程度)も必要です。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険・強制保険)
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は強制保険とも呼ばれる、法律により加入が義務付けられている保険です。
保険料はバイクの排気量と契約年数により異なります。
保険料は国が定めているので、保険会社によって金額が異なるということはありません。
排気量および契約年数別の自賠責保険の金額は以下の通りです。
排気量 |
契約年数1年 |
2年 |
3年 |
4年 |
5年 |
125cc以下 |
6,910円 |
8,560円 |
10,170円 |
11,760円 |
13,310円 |
126cc~250㏄ |
7,100円 |
8,920円 |
10,710円 |
12,470円 |
14,200円 |
201cc以上 |
7,010円 |
8,760円 |
10,490円 |
- |
- |
※2024年4月時点での保険料です。(沖縄県・離島地域を除く)
※金融庁が毎年1月に開催する「自動車損害賠償責任保険審議会」により「改定有」とされた場合は保険料が変動します。
251㏄以上のバイクの場合は車検のときに自賠責保険の契約更新を行うので、基本的に「うっかり更新し忘れた」ということにはなりません。
しかし、250㏄以下のバイクは車検がないため、期限切れに気づかず未加入の状態になる可能性があるので注意しましょう。
もし自賠責保険未加入のままバイクに乗ると、事故を起こさなくても「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」の罰則が適用される上に「道路交通法違反点数6点」で免許停止処分となります。
なお、更新していても自賠責保険の証明書を運転中に持っていなければ「30万円以下の罰金」が科せられるので注意しましょう。
原付などの250cc以下のバイクに乗る人は忘れずに更新しよう!
任意保険などそのほかの費用
バイクを購入する際、ここまでご紹介した税金や保険料、手数料以外に次のような費用もかかります。
- 任意保険(自動車保険)
- 軽自動車税(種別割)
- 盗難保険・グッドライダー防犯登録
- 配送費用・カスタムパーツ費用
それぞれ簡単に説明します。
任意保険(自動車保険)
任意保険(自動車保険)は自賠責保険で補償できない部分をカバーする保険です。
自賠責保険と異なり、加入が義務付けられているわけではありません。
しかし、万が一の事態に備えて自賠責保険とセットで加入するのが一般的です。
任意保険の保険料は、保険会社や契約内容、契約者の年齢や車種(排気量)などにより異なります。
バイクの任意保険の必要性や、激安で自分に合ったプランを見つける方法はこちらにまとめてあります!
任意のバイク保険って必要?自賠責保険だけじゃダメなの?
【徹底解説】失敗しないバイク保険の選び方!必要な補償は3つだけ
バイク保険を探すなら一括見積もりすべき4つの理由【インズウェブ】
軽自動車税(種別割)
バイクを所有すると「軽自動車税」を支払う必要があります。
軽自動車税は、毎年4月1日の時点でバイクを所有している人に課せられる税金です。
税額は排気量により異なりますが、「その年の4月1日から翌年3月末まで」の1年分の前払いとなっています。
軽自動車税に日割りや月割りはありません。
軽自動車税の種類別の金額は以下の通りです。
種別 |
排気量 |
税額(年間) |
原動機付自転車 |
50㏄以下、または定格出力600w以下 |
2,000円 |
51㏄~90cc、または定格出力600w超800w以下 |
2,000円 |
|
91cc~125cc、または定格出力800w超1000w以下 |
2,400円 |
|
軽二輪 |
126cc~250cc |
3,600円 |
二輪小型自動車 |
251㏄以上 |
6,000円 |
※2024年5月時点の金額です。
軽自動車税を支払うタイミングはバイク購入時ではありません。
5月初旬~中旬頃に納税通知書が届くので、5月末(納税通知書に記載された期日)までに納税しましょう。
納税期限までに納めないと延滞金が発生するので注意が必要です。
もしも5月中旬を過ぎても納税通知書が届かない場合は、自治体の税務窓口などに確認するといいよ
盗難保険・グッドライダー防犯登録
盗難保険やグッドライダー防犯登録は、万が一の盗難に備えて「任意」で加入・登録するものです。
盗難保険の場合、保険会社や契約内容により支払い金額、支払いタイミングなどが異なります。
グッドライダー防犯登録は二輪車普及安全協会のシステムで、登録料は1,100円(10年間)です。
配送費用・カスタムパーツ費用
バイクを購入して自宅などに運んでもらう場合は配送費用がかかります。
自宅からバイクショップまで距離があるため乗って帰る自信がない、あるいは忙しくてバイクを取りに行く時間がないという方は、ショップなどに依頼して配送してもらうとよいでしょう。
また、ETC車載器やドライブレコーダーなどのカスタムパーツを取り付ける場合は、パーツ代金と工賃がかかります。
バイクの年間維持費はいくら?排気量別に解説
続いて、バイクの年間維持費について解説します。
バイクの年間維持費の内訳は次の通りです。
- 軽自動車税
- 自動車重量税(126cc以上のみ)
- 自賠責保険
- バイク保険
- 車検費用(251cc以上のみ)
- ガソリン代
- 駐車場代
- メンテナンス・点検代
- ローン代(ローンで購入する場合のみ)
- ツーリング費用
必要な年間維持費は、ざっくりと10~17万円ほどです。
90㏄~125cc |
125cc~250cc |
251㏄以上 |
|
軽自動車税 |
2,400円 |
3,600円 |
6,000円 |
自動車重量税 |
なし |
なし (※新車登録時4,900円) |
1,900円~ (※新車登録時5,700円) |
自賠責保険 |
6,910円 |
7,100円 |
7,010円 |
バイク保険 |
50,000円 |
80,000円 |
|
車検費用 |
なし |
なし |
30,000円/年 |
駐車場代(駐輪場代) |
36,000円(月額3,000円の場合) |
||
メンテナンス代 |
10,000円 |
||
トータル |
105,310円 |
136,700円 |
170,910円 |
詳細については、次に解説します。
車検費用
車検費用とは「自動車検査登録制度(2回目以降は継続検査)」にかかる費用です。
車検が必要なのは排気量251㏄以上の中型・大型バイクで、新車登録時から3年後、それ以降は2年に1度行うことが義務付けられています。
車検費用の内訳は「法定費用」「車検基本料」になります。
それぞれ簡単に説明します。
法定費用
法定費用とは以下の3つの合計で、国に納める費用です。
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- 検査手数料:1,800円
- 自動車審査証紙代:1,300円
- 自動車検査登録印紙代:500円
このうち「検査手数料」は「自動車審査証紙代1,300円」+「自動車検査登録印紙代500円」の合計で1,800円となります。
たとえば、新車バイクを購入して3年目の車検(新車登録から13年未満)の場合、法定費用の目安は次の通りです。
自動車重量税 |
3,800円 |
自賠責保険 |
8,760円(24ヶ月契約の場合) |
検査手数料 |
1,800円 |
合計 |
14,360円 |
車検基本料
車検基本料とは、車検をディーラーや代行業者などに依頼した場合にかかる費用です。
「点検費用」や「整備費用」「部品交換代」「代行手数料」などが含まれます。
バイクの状態、車検代行をどこに依頼するかなどによって金額は異なりますが、車検基本料の相場は約2~5万円前後です。
車検費用は方法により異なる
車検の方法は大きく分けて「ユーザー車検」「ディーラー車検(代行業者車検)」の3つで、どの方法で行うかによって費用が異なります。
- ユーザー車検:約15,000円
- 「法定費用」のみです。
- ディーラー車検(代行業者車検):約50,000円
- 「法定費用」+「車検基本料金」がかかります。
ユーザー車検は、自分で車検場に行き、書類を書いたり、検査を行なったりする手間がかかります。
特殊な知識は必要ないので、誰でもできる作業ではありますが、バイクが壊れていないかの検査はしたほうが良いので、整備知識がない人は業者にお願いしたほうが安心です。
ユーザー車検なら安く済ませられるんだね
慣れないうちは費用がかかっても業者などに代行依頼すると安心だよ
バイクの車検は2年ごとに行うため、年間およそ7,500円~30,000円程度と考えるとよいでしょう。
ガソリン代
ガソリン代はバイクを走らせるために必要な燃料代で、ガソリンの種類や価格、走行距離、バイクの燃費(燃料消費量)によって変動します。
1年間の大まかなガソリン代を算出する方法は以下の通りです。
たとえば「レギュラー170円/L」「1年間の走行距離10,000㎞」「バイクの燃費40㎞/L」の場合は次のようになります。
この場合の年間のガソリン代はおよそ42,500円です。
他にもざっくりと計算するとこのくらいだね
- 燃費30㎞/L、レギュラー170円/Lで、57,000円
- 燃費50㎞/L、レギュラー170円/Lで、34,000円
- 燃費40㎞/L、ハイオク180円/Lで、45,000円
※燃費はカタログなどに記載されている「WMTCモード値」の燃費を基準に計算してみてください。
燃費や走行距離で変わってくるけど、大体3~10万円程度になるかな
駐車場代(駐輪場代)
大切なバイクを保管する場所、駐車場や駐輪場にかかる費用です。
月額料金には地域差があるため一概にはいえませんが、相場は次のとおりです。
- マンションの駐車場の場合:約3,000円~30,000円程度
- 市営の駐輪場の場合:1,000円~3,000円程度
自宅の敷地内などにバイクを置けない場合は、駐輪場・駐車場代も維持費に加えましょう。
駐車場や駐輪場を利用する場合は、月額料金と合わせて空き状況も確認しておくといいよ
駐車場がまだ見つかっていないという人は、安くて安全に止められるバイク置き場を見つけたい!という人は、こちらの記事を参考にしてください。
自宅にバイクを停められないライダー必見!月極バイク駐車場の探し方はココに注目
メンテナンス・点検代
メンテナンス・点検代は、エンジンオイルやフィルター、タイヤといった消耗品の交換、故障個所の修理などのメンテナンス・定期点検にかかる費用です。
定期点検はトラブルを未然に防いで安全にバイクに乗るために行うもので、次の2種類があります。
- 任意点検:1~5万円
- バイクの所有者が自分で行う点検
- 法定点検:0.8~2万円
- 道路運送車両法で義務付けられている点検(原付は対象外)
任意点検の場合、点検箇所や点検の時期、メンテナンスにかかる費用はライダーによって異なります。
一方、法定点検は点検項目が細かく定められていて、点検タイミングは1年に1度です。
法定点検の費用は排気量により異なりますが、8,000円~20,000円前後が目安となっています。
なお、法定点検を行わなくても罰金や免停などの罰則はありません。
しかし、安全に走行するためにも、1年に1度はディーラーや整備工場、バイクショップなどで法定点検を行うことをおすすめします。
任意点検だけでだいたいいくらかかるの?
車種や走り方、点検頻度などにもよるけど、少なくとも年間10,000円~50,000円前後はかかると考えよう
ツーリング費用
ツーリングに行く場合はツーリングの費用もかかります。
主な内訳は「ガソリン代」「飲食・宿泊費」「高速道路代」です。
行き先やルート、日数などにより費用は異なります。
ライディングギアの購入費も必要!相場はどれくらい?
バイクに乗るにはライディングギアを買いそろえなければいけません。
ここでは、最低限必要なライディングギア、あると安心なライディングギアの相場を簡単に説明します。
バイクに乗るのに最低限必要なもの |
|
ヘルメット |
1〜3万円 |
バイクグローブ |
0.3~1万円 |
バイクに乗るのにあると安心なもの |
|
バイクウェア(ジャケットなど) |
2万円~ |
バイク用ブーツ |
0.7~2万円 |
これらを合計すると、初期費用として最低でもおよそ3万円はかかることになります。
このほかにメンテナンスグッズ(工具)や防犯グッズを購入したり、ロードサービス・盗難保険に加入したりすればその費用も必要です。
さらに、インカムやスマホホルダー、レインウェア、洗車グッズ、収納バッグやリュックなどをそろえたい場合は、その費用も予算に入れておきましょう。
必要なアイテムも含めてバイクに乗るまでにやっておくべことは、この記事にまとめてあるから、参考にしてね!
初心者がバイクに乗るまでに知っておくべきこと!ゼロからバイクで走るまでの流れを徹底解説
バイクの免許取得費用はいくら?安く済ませるなら「合宿免許」がおすすめ!
バイクに乗るためにかかる費用のうち、大半を占めるのが「免許取得費用」です。
免許取得費用を抑えると、必要な金額がグッと減るよ!
バイクの免許取得にかかる費用は、取得する免許の種類やすでに取得している免許の種類、取得方法などにより異なります。
バイクの免許取得方法は主に次の3つです。
- 教習所に通う方法
- 合宿に行く方法
- 一発試験を受ける方法
このうち、もっとも安く済むのは「一発試験」ですが、初めてバイクに乗る方には難易度が高く、あまりおすすめできる方法とはいえません。
一般的なのは教習所に通う方法で、自分の予定に合わせて通えるなどのメリットがあります。
ただし、教習期間が長くなりやすく、費用が高額になるのがデメリットです。
その点、合宿に行く方法であれば教習所に通うよりも安く早く免許を取得することができます。
「普通自動二輪免許」の取得にかかる費用相場と日数の目安は以下の通りです。
免許取得方法 |
費用相場 |
日数の目安 |
通学 |
20~30万円 |
20日~1ヵ月以上 |
合宿 |
13~15万円 |
最短8日 |
一発試験 |
2.3円~ |
最短1日 |
合宿免許と通学の費用や期間の違い、メリット・デメリットについてはこの記事で紹介しているよ!
安く免許取得したい人は、参考にしてね
バイク免許を取るなら合宿免許と通学どっちがいい?費用や期間の違いを比較
また、バイクの免許の取得方法や費用についてはこちらでご紹介しています。
バイク免許を取ろう!免許の種類や取得方法・費用を徹底解説
実際に合宿免許を探したい人は、こちらからどうぞ。
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バイクの年間維持費を抑えるための7つのポイント
バイクに乗るための費用(初期費用および年間維持費)を抑えるポイントは次の7つです。
- 長期で自賠責保険に加入する
- 任意保険の内容を見直す
- 燃費を意識して走る
- メンテナンス・点検を怠らない
- バイクを購入するタイミングを見直す
- 車検の方法を見直す
- ローンの借り換えを検討する
それぞれ詳しく説明していきます。
長期で自賠責保険に加入する
一つ目のポイントは、長期で自賠責保険に加入することです。
自賠責保険の保険料は、契約期間が長いほど1年あたりの保険料が安くなります。
契約期間別の「1年あたりの保険料」は以下の通りです。
排気量 |
1年契約 |
2年契約 |
3年契約 |
4年契約 |
5年契約 |
125cc以下 |
6,910円 |
4,280円 |
3,390円 |
2,542.5円 |
2,352円 |
125cc超~250㏄ |
7,100円 |
4,460円 |
3,570円 |
3,117.5円 |
2,840円 |
250㏄超 |
7,010円 |
4,380円 |
3,497円 |
- | - |
※2024年4月時点での保険料です(沖縄県・離島地域を除く)
たとえば排気量250㏄のバイクの場合、1年契約で更新していくと5年間で7,100円×5=35,500円となります。
しかし、初めから5年契約にすると14,200円となり、半分以下で済むのです。
ただし、自賠責保険の保険料は、「現金で一括前払い」する必要があります。
なお、自賠責保険の保険料は毎年1月に金融庁において開催される「自動車損害賠償責任保険審議会」で決まります。
もし保険料が値上がり、あるいは値下がりしたとしても、すでに支払った保険料については何も影響がありません。
任意保険(バイク保険)の内容を見直す
ポイントの2つ目は、任意保険の内容を見直すことです。
任意保険の保険料は、保険会社や補償範囲、排気量や契約者の年齢などにより大きく異なります。
契約プランや保険会社を変更することで保険料を下げることも可能なので、契約しているプラン、あるいは契約を検討しているプランの内容を見直してみるとよいでしょう。
主なチェックポイントは「補償範囲」「年間走行距離」「運転者の適用範囲」です。
少しでも負担を減らすためにも、重要度の低い特約やオプションをつけていないか合わせて確認してみてください。
任意保険は保険会社によって価格がバラバラなので、複数社まとめて比較できる一括見積もりするのが、安く抑えるコツだよ
詳しくは、この記事を参考にして下さい。
バイク保険を探すなら一括見積もりすべき4つの理由【インズウェブ】
燃費を意識して走る
3つ目のポイントは燃費を意識した走り方をすることです。
燃費の良し悪しはバイクの年間維持費のひとつ、ガソリン代に影響します。
燃費をよくするコツは、急発進・急ブレーキといった「急」のつく動作や無駄なアイドリングをしない、荷物を積み過ぎない、適切なギア・回転数で走ることなどです。
年間維持費を節約するためにも、これらのポイントを意識して走るようにしましょう。
メンテナンス・点検を怠らない
メンテナンス・点検をしっかり行うことも大切なポイントです。
定期的な点検を怠るとトラブルのリスクが高まり、高額な修理代がかかってしまうことがあります。
また、エンジンオイルやエアフィルター、点火プラグ、タイヤの空気圧などの点検を怠ると、燃費が悪化する可能性が高いです。
当然のことですが、点検やメンテナンスにはそれなりの費用がかかります。
しかし、余計な出費を抑えて安全に走行するためにも、必ず定期的な点検・メンテナンスを行いましょう。
バイクを購入するタイミングを見直す
バイクの購入タイミング、つまり新車登録の時期を見直すと、初回の「軽自動車税」の節約につながります。
前述したように、軽自動車税はバイクの排気量に関係なくかかる費用のひとつで、「その年の4月1日の時点でバイクを所有している人」に課せられる税金です。
たとえば、2024年の3月31日にバイクを買った(新車登録した)場合、翌月からの1年分を2024年の5月に支払うことになります。
しかし、2024年の4月2日にバイクを買った場合は、翌年2025年の3月までは軽自動車税の対象になりません。
軽自動車税を支払うのは2024年5月ではなく翌年の2025年5月となり、約1年分の節税になるのです。
少しでも出費を抑えたい!という方は、バイクの購入時期も見直してみるとよいでしょう。
車検の方法を見直す
車検が必要なバイクの場合は、車検方法を見直してみましょう。
以下に車検方法ごとの費用相場と特徴をまとめました。
車検方法 |
費用相場 |
特徴 |
ユーザー車検 |
1.5万円 |
|
代行業者車検 |
3.5~4.5万円 |
|
ディーラー車検 |
4~6.5万円 |
|
とにかく安く済ませたい!という場合はユーザー車検がおすすめです。
ただし、バイクの整備や各種手続きを自分で行う必要があり、難易度は高めといえます。
代行業者車検は費用を抑えやすく車検にかかる日数が短めであり、「車検を依頼するなら格安の代行業者」と決めている方も多いです。
ディーラー車検は最も費用がかかるため、費用を抑えたい方はあまり選ばないかもしれません。
しかし、実はディーラーで安く車検を受けるコツがあるのです。
ポイントは次の2つ。
- 3月・9月の決算月や月の最終週を狙う
- 早期予約キャンペーンを利用する
車検を受ける時期や予約タイミングによって安くしてもらえることがあります。
車検には期限がありますが、できるだけタイミングを合わせるとよいでしょう。
また、ディーラー車検の場合は法定点検を行いしっかりと整備しているため安心感があります。
安全性を重視する方はディーラー車検も検討してみてください。
ローンを組んでいるなら借り換えを検討する
ローンを組んでバイクを購入した場合は、借り換えにより維持費を節約できることがあります。
借り換えとは簡単にいうと、返済額を減らすために借り入れ先(ローンを組んだ会社)を変更することです。
毎月ローンを返していくことに変わりはありませんが、金利の低い会社に変更することで月々の返済額が安くなる可能性があります。
ただし新しくローンを組むとなると、審査や手続きのために手間と時間がかかる上、手数料がかかることがあるので注意が必要です。
費用を抑えるために借り換えをする場合は、事前にしっかりとシミュレーションを行い、どんなメリットとデメリットがあるかよく考えて決めるようにしましょう。
バイクにかかる費用まとめ
今回はバイクに乗るためのトータルの費用についてご紹介しました。
バイクにかかる費用の大まかな目安(バイク本体価格を除く)は以下の通りです。
排気量 |
50㏄~125cc |
250cc |
400㏄以上 |
バイク購入時の諸費用 |
2万円 |
4万円 |
6万円 |
年間維持費 |
12万円 |
14万円 |
18万円 |
ヘルメットなどの装備費用 |
3万円 | ||
免許取得費用 |
13万円 |
||
合計 |
30万円 |
34万円 |
40万円 |
バイクの年間維持費を抑えるには、長期で自賠責保険に加入する、燃費を意識して走るなどのポイントをおさえることが大切です。
少しでも初期費用を抑えたい!という方は、バイクの購入時期(新車登録のタイミング)だけでなく、安く早く免許を取得できる合宿免許も検討してみるとよいでしょう。
バイクの合宿免許の選び方についてはこちらでご紹介しています。
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