
SSTR2022に参加&白川郷観光も楽しむ朝から1日ツーリング
10月に3泊4日で島根県の隠岐の島へ行ってきました。
(移動のメインはレンタカーでしたが、原付や電動自転車も借りて走ったので、一応ツーリングということで)
隠岐は、島根県北部にある4つの島(島後島・中ノ島・西ノ島・知夫里島)のことです。
一番大きな島後島を島後(どうご)、中ノ島・西ノ島・知夫里島を合わせて島前(どうぜん)と呼びます。
島後にのみ空港があるので、飛行機でも行けますが、島前は飛行機がないので、船で渡ることになります。
島前には、1回300円で乗れる島前内船が1時間おきくらいに運行されているので、電車感覚で移動できます。
4日のうち2日で一番大きな島後を回りましたが、そのルートがこちら。
隠岐空港に到着して、レンタカーを借りて、回りました。
移動距離は120kmほどで、そこまで走ってはいませんが、ゆっくり観光するなら2日はとっておきたいところ。
次に、実際に回った観光地の紹介をして行きます。
羽田から隠岐への直行便はないので、羽田 → 伊丹 → 隠岐と乗り継いでやってきました。
7:20 羽田発、11:15 隠岐着ですが、伊丹で2時間ほど待ち時間がありました。
空港はそこまで大きくない、THE島の空港という感じでしたが、お土産屋と食事処が1店舗ずつありました。
観光で来る人の多くは、西郷港にフェリーで来ると思うので、港の方が栄えており、空港の周りは全く何もありません。
レンタカーも西郷港にあるので、事前に予約して空港まで配車してもらいました。
レンタカーを受け取り、出発!
空港から5分ほどのところにある西郷岬へ行ってみます。
駐車場から歩いてすぐのところに灯台があります。
ちなみにトイレはありません。
海も綺麗!
灯台は高さはないものの、洋風な作りで意外と迫力があります。
灯台の脇に奥へ続く道があります。
展望デッキがありました。
ここからトカゲ岩というのが見えるらしく、見えたら視力2.0らしいです。
おそらくこれがそう。
肉眼だとなんか飛び出ている気がする程度にしか見えないので、トカゲ岩を見るためにここに来るのはやめましょう。
カメラで限界までズームしてこの程度です。
なんかあるような気はする。
全然関係ないですが、視力検査ってどの程度見えたらその視力なんですかね。
「わからないときはわからないと言ってください〜」と言われますが、雰囲気で方向答えてます。
次は、玉若酢命神社に向かいます。
西郷岬から国道の大通りを進むと大通り沿いにあるので、すぐにわかります。
神社の右奥に古墳があります。
杉の枝が落ちてくるということで、注意の看板がありました。
この杉は「八百杉」と呼ばれ、島後三大杉のひとつです。
樹高38m、根元の周囲約20m、樹齢は2,000年を超えるといわれ、1929年に天然記念物に指定されています。
八百杉の由来
八百杉、あるいは総社杉と呼ばれるこの大杉は、その昔、若狭の国から、人魚の肉を食べて、老いることを知らない比丘尼(びくに)がやってきて、総社に参詣し、後々の形見にと杉の苗を植えました。そして「800年たったら、またここに来よう」と言ったということから八百比丘尼杉と呼ばれ、いつしか「八百杉」と呼ばれるようになりました。
しまね観光ナビより引用
樹齢800年かと思いきや、まさかの2000年越え
本殿は隠岐の島町にある神社の最古(1793年)だそうです。
隠岐にある神社は、どこもそうですが、隠岐造りと呼ばれる建築様式で作られています。
切妻造妻入の身舎の正面に片流れの向拝を付すが、向拝の屋根が身舎の屋根と連続していない構造に特徴がある。身舎と向拝の屋根が連続すると春日造に似た形態となる。そのため隠岐地方には、隠岐造ではなく春日造変態と区分される本殿を有する神社もある。
Wikipediaより引用
わかるようでわからない
おみくじやお守りは人がいないので、お賽銭箱の前でセルフサービス!
本殿右から古墳へ続く道があります。
なかなか険しそうに見えますが、歩いて5分ほどで行けます。
小さな古墳がいくつかあるようでしたが、これは正直分からず。
一番奥にある前方後円墳だけ形がわかりやすいです。
これが前方後円墳
この石が重要な要素らしいです。
古墳の装飾?柱?的な
奥の草が生えている部分が古墳の四角い部分です。
道をまっすぐ戻ってくるとそのまま駐車場まで戻ってこれます。
次は、水若酢神社へ向かいます。
こちらも国道沿いすぐのところにあり、アクセスしやすいです。
駐車場も広いです。
道から斜めに入っていく形で神社に繋がっています。
大きな鳥居があるので目立ちます。
トイレの建物もきれいです。
そこらじゅうに杉が生えています。
とても広く雰囲気も素敵です。
亀の手水🐢
鳥居の中にさらに鳥居。
芝と杉の緑、空の青が映えます。
こちらが本殿。
ここのおみくじもセルフサービス式です。
本殿を横から見ると奥に結構繋がっています。
これも隠岐造りの特徴だとか。(ちょうど観光タクシーで来ていた人の説明で言ってました)
こちらも横から奥に行ける道があります。
神社の横に郷土資料館や五箇創生館など合わせて観光できる資料館があります。
ここが郷土資料館です。
受付は、五箇創生館の方でやっているようなのでまずはそっちへ向かいます。
五箇創生館は結構新しめの建物でした。
喫茶店も併設されていましたが、行った時はすでに営業終了していました。
入場料は、五箇創生館と郷土資料館合わせて300円。
まずは、五箇創生館へ入ってみます。
「五箇」とは隠岐の五箇地区という地域の名前です。
隠岐の文化や伝統などさまざまな展示がしてある施設です。
20分ほどの映像鑑賞もできて、近代的な展示施設でした。
続いて郷土資料館へ。
こちらは、民俗資料や歴史資料の展示がメインです。
建物は、明治時代に使われていた役所跡を利用しています。
建物自体も明治初期の洋風木造建築として貴重なものだそうで、県文化財になっています。
昔使われていたであろう農作器具や食器類などが多数あります。
お金も展示されていました。
郷土資料館のすぐ横に「からむし二世号」という別の展示スペースがあります。
からむし二世号とはなんなのかと思ったら、この木舟のことでした。
展示スペースは、そこまで広くないですが、船は結構大きいです。
またありました、古墳です。
一見すると岩が置かれているだけにしか見えません。
戻って次に向かいます。
神社だけかと思いきや、資料館もあり、なかなか見応えのあるスポットでした。
玉若酢命神社か水若酢神社、どちらかだけいくなら、水若酢神社の方がオススメです。
次は、一夜ヶ嶽牛突き場に向かいます。
上は第一駐車場の写真ですが、満車です。
第二駐車場まであり、今回はそっちに停めました(100mほど離れている)
普段はこんなに混んでいることはなく、ほぼ無人状態ですが、今日はここで「一夜ヶ嶽牛突き大会」が開催されるということで、島中の人たちが集まっています。
年に一度10月の第二日曜開催のイベント
隠岐に来るタイミングとたまたま被ったので、これてよかったです。
ちょっと山奥にあり細い道が続きますが、今日は交通規制がされており一方通行になっていました。
イカ焼きが売っていました。
14時に土俵入り、まずは牛たちの紹介から始まります。
実際に牛つきが始まるのは15時ごろ。
繋がれている牛、近くで見るとめちゃくちゃ大きくて相当迫力があります。
こんなでかい生き物を連れ回せるのすごい。
多分去年優勝した横綱です。
貫禄が違います。
いざ牛突きスタート!
全部で10戦、最初の1戦目は、どちらかが逃げ出すまで時間無制限で戦います。
体重600kg級の牛、どちらも戦い慣れているのか、闘争心むき出しで戦い続けます。
大体20分くらいやってました。
その後は、引き分け試合もあり、数分戦って引き分けとして終わらせるのが伝統だそうです。
最後にまた時間無制限で戦う横綱戦があるようでしたが、時間の関係で半分くらいで切り上げました。
動画もあります。
牛すごい pic.twitter.com/aCrYKxIpwn
— ろっぴー (@Roppy246) October 13, 2024
柵の目の前まで寄ってくることがあるので、迫力がすごいです。
一夜ヶ嶽牛突き大会以外にも、大きな大会は年に3回、小さな観光向けイベントなら月に10日くらいやっているようなので、結構見られると思います。
一夜ヶ嶽牛突き大会を途中で切り上げて向かった先は、油井前の洲です。
ここは、ウユニ塩湖とも呼ばれる夕日がきれいに見られるスポットです。
防波堤の上からすでにいい感じです。
砂浜に降りると、さらにいい感じ!
他にも写真撮影に来ている人がちらほらいました。
波が全くこないので、湖面ならぬ海面に景色が鏡のように映ります。
下の方がちょっと雲に隠れていましたが、きれいでした。
(明後日から雨予報なので、天気がどうなるか)
隠岐といえば、ローソク島の遊覧船も有名で、この時間遊覧船に乗ってローソクのような島に夕日が重なって火がついているように見える景色を見ることもできます。
今回は遊覧船ではなく、こっちにしましたが十分きれい
駐車場がちょっと分かりづらいですが、漁港の方へ進んでいき、奥に進むと駐車場があります。
この後は、宿に向かって1日目終了〜。
ここから隠岐の旅、二日目です。
まずは、壇鏡(だんぎょう)の滝へ向かいます。
見ての通り山奥にある滝なので、狭い道を20分ほどは走る必要があります。(駐車場は広い)
島の外側から向かうルートと島の中央から向かうルートの2つがあり、時期によっては工事中で通れないこともあるので、事前に観光協会などで確認しておくと良いです。
今回は島の外側から向かうルートが工事中だと、レンタカーを借りたら教えてもらえました。
(実際は工事は平日のみで休日は通れました)
隠岐の島町が観光地の交通規制情報を公開してくれているので、事前に確認しておく良いです。
駐車場にあるトイレですら、すでに雰囲気が出てて素晴らしい。
中は普通にきれいです。
駐車場目の前に石碑と大きな杉、鳥居があります。
見上げると枝が縦横無尽に生えててすごいです。(語彙力)
この杉についての言い伝えが書かれていました。
ざっくりまとめると、
出雲大社「お前んとこの神社の杉立派らしいな〜ちょっとくれや〜」
壇鏡神社(この2本の立派な杉はあげたくないな...せや!鳥居を内側に移動してこの杉は神社の外ってことにしちゃお〜)
壇鏡神社「はい、神社の杉(鳥居の内側)あげますね〜」
壇鏡神社(ふぅ〜この杉あげずに助かったぜ!!)
ってことらしい、なかなか面白い。
駐車場からはこんな感じの平坦な道を5分ほど歩きます。
朝の山の空気が気持ちいいー。
なんか小屋がありましたが、閉まっていました。
壇鏡の滝、到着!
(まさか、左奥にちょっと見えているイマイチ迫力がないこれ...?)
神社の奥にちゃんとすごいのがあります...!
壇鏡神社を進んでいきます。
ちょっと見づらいですが、滝があります。
落石対策の屋根があるので、この屋根から出ないようにしましょう。
さらに滝の方へ行けます。
滝の裏に祠のようなものがありました。
ここが壇鏡の滝の裏です。
まさかの滝の裏まで回れるとは!
裏からだと滝の上が見えないので、青空なのに大雨が降っているような感じがします。
「日本の滝百選・日本名水百選」に選ばれており、自然を感じるパワースポットでした。
アクセスはちょっと悪いですが、オススメです。
山で滝を見たので、次は海へ向かいます。
島は山と海が近くと両方楽しめるのでいいですね。
壇鏡の滝から10分ほど南下したところにある那久岬です。
駐車場からの景色も十分良いです。
右奥に見えている灯台まで歩いて行けます。
なかなか遠そうでだけど、せっかくだし行ってみるかー
牛が入ってこないようする柵で囲われています。
遊歩道を進むこと15分、ひらけた草原に出ました。
牛がいました。
灯台到着!
さらに奥まで進めそうです。
したまで降りることはできませんが、ここからでも十分いい景色でした。
ベンチもあるので、ここで夕日を見ても良さそう。
灯台までは、結構きつい坂と階段が続くので、歩きやすい服装で来た方が良いです。
牛のフンも散乱しているので、踏まないようにご注意
次は、隠岐で有名な観光地として紹介されていた「屋那の松原・舟小屋群」を見にいきます。
すぐ隣には民家もあるような街中にあるので、アクセスは良いです。
専用の駐車場はありませんが、道が広いので路駐できます。
牛突きのオブジェがありました。
昨日見てきたやつだ
オススメの見る場所は、この桟橋?からの景色です。
海にせり出しているので、船小屋を海側から見ることができます。
ちょっと遠いですが、ズームすればなんとか。
肉眼だともうちょっと近くに感じられます。
路駐した目の前に神社があったので、ちょっと寄ってみます。
釜屋神社という神社だそうです。
神社側から海を見ると綺麗でした。
鳥居から見える海が素晴らしい!
船小屋の裏側です。
まだ使っているのだろうか。
またまた神社がありました。
ここはちょっとした広場になっているだけでしたが、隠岐には神社がめちゃくちゃあるそうです。
今でも使っていそうな船着場!
(思っていたより平凡な感じだったので、まぁこんな感じか〜というのが正直な感想)
色んなところと取り上げられていたので期待感が高かったせいかもしれませんが。
近くに来たら寄ってもいいかなという程度のオススメ度です。
海を堪能したので、ここからはまた山の方へと向かっていきます。
島中央付近にある「かぶら杉」にやってきました。
見ての通り、大通り直結で駐車スペースがあるので、アクセスは最強。
トイレもちゃんとありました。
隠岐の観光地はどこに行ってもトイレがあって、観光地としてしっかり整備されている印象です。
名前の通り、中は広くて快適でした
一応バスも来ているみたいでしたが、ほぼないので、要注意です。
バスできたらここで1時間は過ごさないといけません。
ゲゲゲの鬼太郎の作者 水木しげるが島根出身ということで、隠岐にもいたる所に妖怪がいます。
かぶら杉は、玉若酢命神社にあった「八百杉」と並んで、隠岐3大杉の一つです。
樹齢600年、高さ38m、根元から幹が9本に分かれているのが特徴的です。
これは圧巻!
一体どうやったらこんな分かれ方をするのか不思議です。
駐車場目の前に杉があるだけではあるので、サクッとみていくのにちょうど良いです。
そろそろお昼なので、ご飯を食べにサザエ村にいきます。
「隠岐 サザエ村」で調べると西郷港にある方もヒットしますが、来たのは島の北側(中村)の方です。
西郷港は2024/3/20に開店、今回来たのは2024/7/13に開店と、どちらも新しいお店です。
新しいだけあって建物も中も綺麗で、おしゃれです。
メニューはこんな感じ。
隠岐はサザエが名物なので、色んなところでサザエ丼がありますが、ここは卵とじにした丼です。
就き牛もカレーも美味しそうです。
サザエ丼とイカ漬け丼にしました。
今の時期(10月)はイカも旬で美味しいのこと。
サザエは火を通しているので、風味はあまり感じませんでしたが、美味しかったです。
あと突き牛も食べたかったので、これは単品で頼みました。
肉感がしっかりあって美味しい、出汁もご飯にかけて食べたい...!
デザートに藻塩のソフトクリームも食べました。
島というだけあって塩も名産品です。
ソフトクリームも全部店主手作りのこだわりだそうです。
美味しかった。
併設されているキャンプ場でキャンプしたりカヌーを持ってきている人もいました。
海が目の前なので、外で食事することもできます。
島後最後の観光スポットは、佐々木家住宅です。
上の写真は駐車場です。(これが佐々木家住宅ではない、ただの集会所です)
ちょっと森の中で歩いて行くと雰囲気のある建物が見えてきます。
佐々木家住宅は、隠岐の民家様式で建てられた江戸時代の屋敷です。
玄関が3つあるのが、民家の隠岐造りの特徴だそうです。
用途や身分の違いで使い分けていたとか。
上の写真の左が、土間に通じる一般人が使う玄関で、牛や馬も出入りしていたそうです。
右の玄関が、ちょっといい玄関。
写真に写っていませんが、このさらに右にもっと身分の高い人専用の玄関がありました。
身分の高い人ほど、いきなり家の奥まで入れる感じ
観光客は、一番左の土間の玄関から入らされます。笑
土間だけでも相当広いです。
部屋もいくつもあり、広いです。
受付のおばちゃんが丁寧に案内してくれました。
屋根裏には補修した後があります。
国と県でお金を出し合って、2億円くらいかけて補修したそうです。
ちょうど出雲駅伝をやっている日で、おばちゃんとみて盛り上がりました。
やはり、ここでも青学が強い
フェリーの時間が迫っていたので、1時間ほどの滞在でしたが、もうちょっと色々話を聞きたかったので、時間がある時に来た方が良いです。
西郷港フェリーターミナルにきました。
フェリーは17:00発ですが、ちょっと早めに戻ってきてお土産買ったり、カッパ遊覧船に乗ったりしていました。
2日間の道後観光も終わり、ここからは島前へと向かいます。
ここから先、島前編は、次の記事で!
【島前編】隠岐(知夫里/中ノ島/西ノ島)を巡る島旅観光!オススメスポットやコースも紹介
かぶら杉は、島根県隠岐の島町の中村地区に位置する巨大な杉の木で、県の天然記念物に指定されています。根元から6本の幹に分かれる独特な形状が特徴で、樹高は約38.5メートル、樹齢は約600年と推定されています。 この木の形態は約2万年前の氷河期を経たものとされ、自然の不思議さを感じさせます。かぶら杉は隠岐三大スギの一つとしても知られ、地域住民にとっても親しまれる存在です。杉の迫力とその歴史的な価値を感じながら、自然の偉大さを体感できます。
西郷岬灯台は、島根県隠岐諸島の島後(どうご)に位置し、1921年(大正10年)に初点灯しました。この灯台は隠岐地方で最初に建てられた近代的灯台で、西郷港を出入りする船舶の道しるべとしての役割を果たしています。 白壁と教会風の建築が特徴的で、中世ヨーロッパのお城を思わせるような外観を持ちます。灯台周辺は「岬町」と呼ばれ、散策コースや観光スポットとしても人気があります。
玉若酢命神社(たまわかすのみことじんじゃ)は、島根県隠岐郡隠岐の島町に位置する神社で、隠岐諸島の開拓に関わった神・玉若酢命を祀っています。創建年代は不詳ですが、1793年(寛政5年)に建てられた本殿は「隠岐造り」と呼ばれる独自の建築様式を持ち、島の文化的な象徴となっています。 境内には、樹齢2000年以上とされる「八百杉」と呼ばれる巨木が立ちます。毎年6月5日には、三大祭の一つである「御霊風流(ごりょうふりゅう)」という伝統的な祭りが行われ、多くの参拝客が集まります。隠岐の総社として、長い歴史と伝統を誇るこの神社は、地元住民にとって重要な信仰の場であり、観光客にも人気のスポットです。
水若酢神社(みずわかすじんじゃ)は、島根県隠岐郡隠岐の島町にある神社で、隠岐国の一宮として長い歴史を持つ名社です。主祭神は水若酢命で、隠岐の島の国土開拓や海上鎮護に関わる神として信仰されています。本殿は1795年(寛政7年)に再建され、茅葺き屋根を持つ「隠岐造り」の建築様式が特徴で、国の重要文化財に指定されています。 境内には古墳群も存在し、隠岐最大の横穴式石室がある1号墳が有名です。毎年6月には例祭が開かれ、多くの参拝者が訪れます。隠岐の歴史や文化が息づく神社として、観光客にも人気のあるスポットです。
一夜ヶ嶽牛突き場は、島根県隠岐の島町北方に位置し、伝統的な牛突き大会が行われる場所です。牛突きは約800年の歴史を持つ隠岐独自の文化で、島の重要な行事として継承されています。特に10月の第2日曜日に、一夜嶽神社の祭礼として「一夜ヶ嶽牛突き大会」が開催され、島内の選抜された牛たちが力を競い合います。観 光客向けの牛突きも行われ、観光版では引き分けを基本とし、勝敗をつけずに安全に楽しめる工夫がされています。伝統を守りながら地域の絆を深めるこの行事は、隠岐の文化を感じる絶好の機会となっています。
油井の前の洲(ゆいのまえのす)は、島根県隠岐の島町の油井地区に位置する自然景勝地で、島後(どうご)で最大の波食棚を形成しています。この地層は約2千万年前に日本海が湖だった時代にできたもので、特殊な地質が特徴です。波食棚は広さ約170メートル×220メートルで、夏季には水没することが多いですが、冬季の海面低下時には広大な棚が姿を現します。 特に夕日が映り込む景色が美しく、SNSでは「日本のウユニ塩湖」として注目されています。この場所は隠岐ユネスコ世界ジオパークの一部として認定され、観光客にとっても人気のスポットとなっています。
壇鏡の滝(だんぎょうのたき)は、島根県隠岐諸島の島後(どうご)に位置し、那久川の上流から流れる2本の滝です。滝は高さ50メートルの雄滝と40メートルの雌滝から成り、それぞれの滝の間には壇鏡神社が鎮座しています。雄滝の背後には滝観音を祀る洞窟があり、「裏見の滝」としても知られています。 「日本の滝百選」にも選ばれています。また、湧き水は「名水百選」に選定され、生活用水や農業にも利用されています。毎年9月1日には八朔祭が行われ、地域の伝統文化とも深く結びついています。隠岐の自然美と信仰が融合するこのスポットは、スピリチュアルな場所としても人気があります。
那久岬(なぐみさき)は、島根県隠岐の島町の美しい景勝地で、古くから船の目印とされてきた歴史を持つ場所です。岬は溶岩台地で形成されており、横尾山を噴出口とするアルカリ石英粗面岩が特徴です。岬からは隠岐諸島の島前を望む絶景が広がり、特に夕日の眺望が素晴らしいスポットとして知られています。 明治時代に設置された旧灯台の灯篭が展望台近くに残されており、当時の様子を偲ぶことができます。また、遊歩道を散策する途中で放牧された牛に出会うこともあり、隠岐ならではの自然を楽しめる場所です。
屋那の松原・舟小屋群は、島根県隠岐の島町の都万(つま)地区にある美しい景勝地です。屋那の松原は、日本の白砂青松100選にも選ばれた松林で、八百比丘尼が一晩で植えたという伝説が残っています。その近くの浜辺には、約20棟の木造の舟小屋が整然と並び、昔ながらの漁村の風景を今に伝えています。 舟小屋は、海に浮かべない時期に木造船を保管するための施設で、杉皮葺きの屋根には浜の石が置かれており、風情のある景観を生み出しています。静かな湾と松並木が背景に広がるこのエリアは、隠岐ならではの自然と文化を楽しむことができるスポットとして人気があります。
サザエ村(中村キャンプ場)は、島根県隠岐の島町中村地区に位置する自然豊かなキャンプ場です。中村海水浴場に隣接しており、美しい海と砂浜を楽しむことができます。キャンプ場には約50張のテントスペースがあり、水道やトイレ、シャワーなどの設備が整っています。 名物である「さざえ丼」を提供する食堂「サザエ村」も併設され、地元の海産物を味わうことができます。また、海水浴や観光船での白島崎やよろい岩めぐりも楽しめるため、アウトドアを満喫するのに最適なスポットです。隠岐の自然と食を同時に堪能できるため、観光客にも人気があります。
佐々木家住宅は、島根県隠岐の島町釜地区に位置する国指定の重要文化財です。1836年(天保7年)に建てられたこの住宅は、杉皮葺き石置き屋根の木造建築で、隠岐の伝統的な庄屋の暮らしを伝えています。 特に、隠岐地方の民家としては最古のものとされ、歴史的価値が高い建物です。内部には当時の生活道具や家具が保存されており、来訪者は隠岐の暮らしや文化を体感できます。3月から11月まで公開され、見学することができます。
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コメント
2024-10-30 02:47:04
隠岐
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